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10/10/2011
ルパンの半分が
…いや、半分以上入れ替え、ということに。
ルパン三世新作、主要キャストの声優をほとんど変更(Yahoo!:まんたんウェブ)。変更されてないのは
ルパン三世:栗田貫一
次元大介:小林清志
のみということになります。しかしこれにしたって古参?のファンからすれば所詮クリカンはクリカンであって山田康雄じゃない、というイメージ?もあります。亡くなってしまったことをどうこう言うつもりはもちろんないんです。ただ…やっぱり「テレビのルパン三世」と言えばやっぱり山田さんなんだな…と思う人もまだいる、ということであります。
似たような…というわけではありませんがドラえもんもちょっと前に声優さんが一新しました。…でもやっぱり「大山ドラ」なんですな。もう往年の声は出せない、と分かっていても聞き慣れた声を探してしまうもんです。「水田ドラ」が悪いわけではないんですが…今の子供たちにはこっちなわけですし(しばらくすると「大山ドラ」の方が少数派になるわけです)。それでもなあ…テレビなんかで今の声が出てくるとそっとチャンネルを変えてしまったりするのです…。
一方のルパンでは過去に声優の入れ替えを行なった?ことがあります。
→ルパン三世 風魔一族の陰謀(Wikipedia)
この時は丸ごと入れ替え。しかし1987年公開のこの映画以前にも変更の前例はあります。
→ルパン三世 (TV第1シリーズ)(Wikipedia)
1971年から1972年に放映されたこのテレビシリーズは
ルパン三世:山田康雄
次元大介:小林清志
峰不二子:二階堂有希子
石川五ェ門:大塚周夫
銭形警部:納谷悟朗
と、不二子と五ェ門の声優さんが違っています。
→ルパン三世 (TV第2シリーズ)(Wikipedia)
1977年から1980年、そして
→ルパン三世 PartIII(Wikipedia)
1984年から1985年、によって現在でも有名な
ルパン三世:山田康雄
次元大介:小林清志
峰不二子:増山江威子
石川五ェ門 :井上真樹夫
銭形警部:納谷悟朗
が定着するようになったわけです。
それでも最も有名で「ルパン三世」の名を世に知らしめたのはこの作品でしょうか。
→ルパン三世 カリオストロの城(Wikipedia)
テレビシリーズにも関わってきていた宮崎駿の初監督作品でもあります。…この映画によって「ちょっと抜けたルパン三世」とか「ドジだけど一直線な銭形警部」なんてのが一般的になりました。原作とはやはり違う面もあって、原作者のモンキーパンチ先生はどう思っていたのか。その辺は…当事者でないと分からないところが多いか、と。しかしこれで「ルパン」の名は大きく知れ渡ることになります。
そして…今回の「入れ替え」…ううむ。
生粋の生え抜きは次元大介役で、現在もナレーションなどで知られている小林清志さんだけになります。「ドラえもん」のように一気に全部変更してしまうか。あるいは「サザエさん」のように少しずつ、少しずつ入れ替えてしまうか(すでにカツオとワカメの声優さんは交代しています)。
そのどっちでもない「一部入れ替え」を選択した、とも言えるわけですが…事情からすれば若い人と交代していくのは当たり前かと思います。往年のような声が出なくなるケースもあるわけですし。いつまでもしがみついているわけにもいかない。
でも…「あの声」が聞きたい、とファンは思ってしまうわけです。生きた人間の演ずるあの声。…永遠にそういうことはあり得ない、と思っていても…やはり望んでしまうものなのであります。
追記:変わった三役の声を某所で聞いたんですが…そんなに違和感はなく、すんなりと受け入れて?しまいました。「前役の継承」のために1年かけてじっくり選んだ、というのもあるのでしょうけど…配役の声優さんってみなさん演技の幅が広い、ベテランさんばかり。やはりプロというのはすごいもんであります。
03:23 AM | 固定リンク