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10/03/2011
一人か複数か
もちろんそんな単純なもんじゃありませんが。
ネットで非行自慢、少年院は「犯罪学校」となるのでは(iza!)。たしかにそういう一面があることは否めないかと思われます。しかし…↑記事で引き合いに出された二件には決定的に違うことがあります。
…一人で犯行に及んだか、否か。
これはあくまで私見で、個人的な考えではあることを了承して頂きたいのですが。
本当に****で精神的にちょっといけないような人物や、もう本気でどうしようもなくて人生(長さは関係ありません)の崖っぷちに立たされて追い詰められて犯行に及ぶのは一人が多いです。対して「どこかに逃げ道がある」と考えてる人間は徒党を組みます。それは「徒党」と言っても二人以上。「誰かがいれば何とかできる」と思うのかどうかは知りませんが…大抵の少年犯罪はこういうのが多いと思われます。
世間では軽微な犯罪とされている「窃盗」つまり万引きですが、いわゆる「少年」で単独犯は少ないのでは、と。若い時ほど自信はないわけで。「誰か」が一緒であれば何とかなる、とやはり思うのかも知れません。…複数でやればバレる確率は上がるってのに。
対して中高年から老年に至る窃盗の場合。一人が多いです。これはまた別の意味がある…のかも知れません。それもほめられたことではないのですけど。若い方には徒党を組んでも軸がなければ意味はない、ということをよく知って欲しいものではあります。
繰り返しますが。これは自分の私的な考え…私見であります。
ニュースなどでこういった事件が報道される場合。加害者が「一人」だと「ああ、これは****の仕業だな」と。「二人以上」だと「なんだ、ただのクズガキか」と思うようにしています。その程度のくだらない人間の仕業なんだな、と。度胸も判断力もない、ただの…ガキ。それもクズみたいな、そんな程度。
なんで一人でできないかな、と。…いや、そういう犯罪を煽ってるわけではありません。ただ…情けないな、と。
こういうのは若い人に限ったことではありません。「誰かがやってるから」「みんなやってるだろうから」で判断を他人に委ねてしまう人のどれだけ多いことか。
そろそろ自分で考えて判断すべき時ではないか、と。これは若い人に限った話ではありません。むしろ…今「親」となってる世代に言いたい。子供に自分は自分自身で判断してる、と言い切れますか、と。
可能な限り「自分」で情報を集め、「自分」で判断して結論を下す。そういう親の姿を見たことのない子供は自身も「自分」で判断しないようになります。そしてそういう子供が今度は親になっていく。そんなのが広まっていけば…日本はどうなりますやら。
…まあ、一説には「自分で判断する」物語とかアニメとかドラマが最近増えている(目標に向かってつっぱしる主人公と振り回される周囲とか)のは自分で判断できないヒトが増えているからだ、なんてのもありますが。で、そういうのは昔からあるもんだ、と。
それでも自分ひとりでなんとかできないもんかな、と。「赤信号みんなで~」てのはあくまで皮肉であって欲しい、と思う今日この頃なのですが。
03:23 AM | 固定リンク