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10/27/2011

減った…けど増えてる

「日本人」の人口、調査開始の昭和45年以降初の減少(iza!)。5年ごとに行なわれる国勢調査の確定値であります。前回(平成17年調査)から37万1千人の「日本人」が減少した…と。これで人口が減っていく…ということが実際に数値として出てきた、という見方もできます。
単純な計算で。夫婦二人が生涯に二人以上の子供を作らなければ人口は減るか変わらない、ということになります。…もちろん生涯に二人どころか三人四人、それ以上の子供を作る夫婦もいますから、近所のあの家は…とかそういう話にはならないかと。
しかし実際問題として日本の場合、すでに一組の夫婦から生まれる子供の数を調べてみると二人を切ってるってことになってます。テレビなんかでよく「西暦何々年には日本人がいなくなる!」てのをやってますがあながちウソでもない…のかも知れません。

一方で日本人ではない、外国籍の人たちは増えているとのことで。
…この辺、どうにも解釈が色々あって難しい?のですが。「日本に住んでいる人間」は増えているのですが「日本国籍を持つ人間」が減っている、と。国籍というのは国家や場合によってはかなりややこしいもんですから(国籍の違う夫婦から生まれた子供の国籍は…? とか)簡単に「増えた」とも言えないのが実情だったりするんですが…。
そこからさらに年金とか税収とかの問題…さらには労働力や次の世代の話なんかも出てきますから、さらにややこしくなってくることになります。

一般的に(一般的に、です)先進国の方が出生率は下がるとされてます。ライフスタイルの多様化とか色々原因はある、とされてますが…発展途上国では出生率はおしなべて高かったりします。
…そういうのを見ると便利さと引き換えに人間本来の営みが消えてしまったのか…とかそんな論調が出てきたりしますが。それでも先進国だろうが何だろうが住んでるのが人間には変わらんわけで。そういうのも全部人間の性分なのか…とか思ってしまったりますが…。

今後、かなり困った事態が表面化する可能性が高くなってますし。そういうとこからもどうにかしないといけないのか…しかしそういう風に「なんとかしよう」と考えてしまうことも人間の性分の一つなのかー…とか考えたりもするわけです。罪深いと言うか貪欲なんだなあ、人間てのは、とか思ってしまったりして…。

03:10 AM | 固定リンク

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