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10/09/2011

あめりかのこと

カリフォルニアでフカヒレの保持・及び販売を禁止する条例が可決(Yahoo!:CNN)。すでにアメリカではハワイでのフカヒレの保持や提供が禁止されていますし…フカヒレの獲得を目的としたサメの捕獲がほぼ全域で禁止されていたりします。…第一義として「サメ類の保護」があるわけですが…一律「ダメ」というのはどういうもんなのか…特に中華系の多いカリフォルニアでは色々あるかも知れません。

「フカヒレ」とはまんま「サメのヒレ」であります。主に大型のサメ(ジンベイザメやウバザメが重宝されるそうな…他にもイタチザメやアオザメと言った獰猛なサメも)のヒレを使います。部位(胸びれ・背びれ・尾びれが主)によっても違ってきたりしますが、これは獲ったサメのヒレをそのまんま使うわけではなく。乾燥させて「干した」ものを使います。
日本では気仙沼が有名ではありますが…どうなんでしょうか。なお、日本ではヨシキリザメのヒレを使います。

基本的に無味とされます。しかし軟骨魚類ゆえのゼラチン質の食感が楽しめます。なおかつ「干物」のくせ?に「戻し」、つまり再び水分を含ませて元のような状態に戻す作業が肝要となります(その時の味付けが重要)。…正直、かなりめんどそう…。
ふかひれ(Wikipedia)
…まあ、中華食材で「干し」と言うと大抵そんなもんですが。
それに…自分は食ったことないんでホント、どんなんかは分かりません。しかしあれだけの人たちが長年愛好しつ続けてきたわけですから、美味なんではないか、と思うのですが…さて?

なんだかコレを重ねて思い起こされるのが例のデモであります。いわゆる「経済格差」をなくす…デモ。
日本とアメリカですから国情と言うかそれぞれ事情が違います。例えば日本では当たり前…と言うかほとんどの人が入っている「健康保険」、自ら入るのと企業で入るのとで違いはありますが大多数の人が入ってます。これによって安く診療してもらえます。…こういう「国家規模での健康保険」はアメリカにはなかったりします(これは先の大統領選でもテーマになってました)。希望する人は保険に入ればいい、ということなんでしょうか。
そのため診察代がとんでもないことになる人もいて、日本とは違った意味での「無料診察」というのがあったりします。

そんな中でもアメリカの人はやるこたやってます。…その一つがデモなんですが。
ただ。個人的な印象なんですが、なーんか言ってることが1970年代とかそれ以降の「オンリー理想主義者」と似てるような気がして。「戦争がなくなれば即平和な世の中が訪れる」とか「今の腐った社会を改めればいい世の中になる」とか…そんなフレーズ。
日本で報道されてる限りから受けたもんなんで、実際のとこは分かりません。
でも…そんなカンタンなもんなのかな、と。銀行がどう、とか、税金の不均衡がどう、とかそういう話がよく出てくるんですがそれがどうしたんだろう、と。やたら「アメリカンドリーム」を口にしますけど一人の成功者の影に落伍者が無数にいることくらい、どこでも常識でしょうに。
デモにあつまった人たちが「フツー」の格好してるのも…なんだか。たしかアメリカはヒッチハイクを多くの州で禁止していると聞いていたんですが、どうやってニューヨークやらワシントンD.C.やらにまで来たんだろうか? その寝袋や荷物、場合によってはPCはどうやって手に入れたの? 支援者が支援物資を送ってくれるらしいけど…どんな人たち? 名も無い一般市民がそんないきなり組織立って動けるもんなのか…。

どーにもなんだか…信用できない、と言ったらよその国ことですし、言いすぎかと思います。
でも…文化への折衷案もナシに禁止とか「中東の政府転覆と同じさ」と気軽?に言い放つとか…。なんだかアメリカ合衆国にとってはそれでいいのかい? と。融合とか妥協とか最低限の要求とか…そういう「交渉」てのはないんですかね…?

03:39 AM | 固定リンク

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