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08/31/2011
自戒を込めて
「ああ、それ知ってるよ」が向上心を妨げる(Yahoo!:Business Media 誠)。
…たしかに身につまされるお話であります。↑記事中の「菫(すみれ)の花」の話はトカゲとカナヘビの違い、という題材で似たような話をどこかで聞いたような…って、こういうこと考えるから自分も止まってしまってるのかも知れません。
「物事に対して真摯(しんし)であれ」
というのは「もしドラ」でも有名になったドラッカーの言葉でしたか。これはこういった知識を求める人たち…必ずしもそれが本職というわけではなく…にも当てはまると思うのです。トビラを閉ざしてしまっては何も入って来ないし出て行かない。全ての事柄に対して真摯に得ようとし、また与えようとする…。
…と、まあ、万事がそういう風に行けばいいのですが。人間てのは基本ナマケモノですからなかなかそう悟るわけにもいかない。全方位にアンテナ巡らせてどんな些細なことでも吸収しよう、とするとやがては感覚が鈍ってきちまいます。…一説、と言うか自分が勝手にそう思ってるだけですが、モノを知ったことによる衝撃を何度も何度も感じてしまうとそれに慣れてきちまう。段々と「関心」よりも「無関心」の領域が増えてきて…なんか、どうでも良くなってしまう。そのためには適度に息抜きが必要となります。そうやってアンテナをメンテしてやることによってまた色んな事象をキャッチすることができるようになる。
が、人間はやはりナマケモノで…いつの間にかその「息抜き」が本分になってきたりします。…特に色々やってみてもなーんも成果が上がらん時とか。誰にも評価されない、とか。そうなってくると「息抜き」がどんどん増えてきて…そのうち何もしたくなくなってしまう…。
↑記事は本来はそういうことを言いたいわけではないと思います(当たり前)。そんなわけでこの辺は自分の思いなわけですが、吸収しようとすることに疲れてきてしまうこともあるわけです。そうなるとチャンスも来ないでしょうし何よりそういう時に研修とか受けても意味がない。
常にオノレをベストコンディションに置く、というのが理想であります。そういう知識を吸収する場ではアンテナの感度を最大限に上げて色々取り込んでいく。取り込まれたモノが消化されて己の血肉になるには時間がかかりますから、未来への投資?みたいなもんで機会があれば逃がさない。
逆にそういうことの必要のない時…例えば寝る時とか。あるいは家族や親しい友人との他愛ないおしゃべりの場とか。そういう時に思い切りリラックスしてアタマも休めてやる、というのが本当にベストなのでしょうが…。
実際のとこは。入れんでいい気合を入れるべきではない場で入れたり、知識を得られる! って時にそういう状況じゃあなかったり。…寝る時にあれこれ考えすぎて眠れず、ようやっと眠れたら今度はヘンな夢ばっかみて寝た気がしない、とか…。
個人的には↑のように「それ知ってるけど何か?」とカベ作って知ることを止めちまうのも何ですが、それ以前にオンオフをきちんと切り替えられるようにならんとな…とか思ってしまうわけです。…いや、逆に考えればアンテナの感度をある程度落としてもいいから常に吸収を怠らないようにすれば…って、いや、そんなことしてるからまた変な夢とかみるようになっちまうんですよねえ…。
12:49 AM | 固定リンク