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08/01/2011
しかしこれからが怖い
「節電の夏」低温で余裕も(Yahoo!:時事)。「この夏は来るぞ、停電が来るぞ」と言われててフタ開けてみたら台風の影響かなんだか涼しげな夏で…というのが7月でもありました。
東電管内で予想されていた計画停電も実施されず。このまま秋めいてしまってそのまま気温の低い状態へ突入しちまえば停電なんかないんじゃないのか…と、そんな風にも思ってしまいますが。
いくつか注意点があると思われます。個人的には10月くらいまで油断はできない…。
大きいのは東電の電気関係の予報がなぜか「前年比」なこと。
「前年比」というのは文字通り前の年の今の時期と比較して…ということであります。企業や小売店ではよく引き合いに出されて発奮?の材料に無条件で使われたりしますが、業種によってはこれほど無意味なものもないわけで…前の年と完全に同じ条件が今年も来てるのか? と。全く同じ夏が今年も来てるんならいいんですが、そうでもない(と言うより一年前と全く同じ条件なんてあり得んわけで)のに煽る連中って…?
これを日本の天気に当てはめますと…去年は酷暑だったわけです。あまりに気温が上がった夏、翌年はセミの鳴くのが遅くなると言います。正に最近になってようやく鳴き始めたセミ。そして何より台風以降がくっと下がった気温…。
しかし東電の予想はあくまで「前年比」なわけです。そりゃあ、去年より低いでしょう…あんだけ気温の高かった去年と比べたら今年は低くなるに決まってます。だから…「でんき予報」はいつも安全区域内。
だけど「ああ、これならこれまでみたいな無理しなくてもいいんだ」と個人はもちろん企業の側も思ってしまったら…? これから夏本番なわけです。そこへそういう思いがたかまっていったら…どうなりますやら。
東電側の不手際もあって節電に対して疑念を抱いてる人も多い昨今です。ノープランで「国民の皆様には節電を…」とやっても浸透する時代ではありません。
…だからこそ今月は何らかの策を…と願うのですが、なかなかそうはいかないようで。…足りなくなってから大慌て、とかそんな風にならないように心積もりだけはしておきたいのですが…これから一ヶ月が正念場でしょうし、なんとか安定を願いたいところではあります。
03:15 AM | 固定リンク