« 二つほど 7/21 | トップページ | どことなく、空虚 »

07/22/2011

幕は引かれるけども

ソニー、8ミリビデオ再生機の出荷終了(Yahoo!:時事)。これは一つの時代の終了ではあります。撮影用として長らく愛用されてきた8ミリビデオだったのですがソニーが終了、ということは他のメーカーも追随するものかと思われます。

そしてもう一つ。最後のスペースシャトル・オービター「アトランティス」無事着陸(Yahoo!:時事)。これで約30年に及んだオービターの歴史が終了することになります。
アメリカは今後はISS(国際宇宙ステーション)への地上からの往還はロシアや民間に任せ、国としては有人火星飛行などに専念する…と発表してますが、往年ほどにはアメリカは宇宙や軌道上に関心を示していないのでは…と個人的には思ってます。まあ、月着陸だって明らかに国家のメンツにかけて、みたいなもんでしたし。
でも…それでも宇宙及び軌道上開発技術は格段に進歩したわけです。どんな事情があったにせよ。そして…一度進んだものは後退しません。見かけ上は後退したように見えてスピードが落ちても埋ずみ火のように少しずつ微量ながらも進んでいくものではあります。

これを機会に日本が躍進しないかなー、とか個人的には思ってるんですが。まあ、のんきなもんだ、というのは承知の上であります。どうやったってお金をドブに捨てなあかんのですから。「将来への投資」という名目にしては多すぎる金額。しかも現状、被災地など他へ回すべき事柄が多い中で…そんなカネを使おうというわけですから…現時的には無理だろう、と思ってます。しかし…ここで絶やして欲しくない。

何度かこの「あれこれ」でも触れてますが…軌道上開発が重要だと自分は考えていたりします。ISSもそうですが、地球の周回軌道上に人工物をいくつもいくつも置いてそこを足がかりにする。平たく言えば「宇宙ステーションをもっと作れ」ということであります。
アメリカがとりあえず?打ち出している火星有人飛行にしたって軌道上にベース構えた方が相当マシになります。何せ軌道上からなら打ち上げ費用は地上より、ぐん、と安くなる。重力に逆らう必要がないからであります。
他にも無重量下で開発できる物質などもあります。そういったものを利用できれば人類の未来も明るいものに…まあ、そうカンタンには行かんでしょうけど何らかの「進歩」はできる。
…が、これもやはりお金がかかります。相当に。そして…そんな余裕はどこの国にもないわけであります。

そもそもスペースシャトル・オービターは地上と宇宙ステーションを往復するための「シャトルバス」だった、という話もあります。30年前に具体的なステーション計画があった…のかどうかは定かではありませんが構想としてはあったのではないでしょうか…。

…それなり?に信じてはおるのですがね。この厳しい現状を打破して軌道上がうんと栄えてそこから外宇宙へ旅立つ船も出る、と。もちろん根拠はありません。でも、そう考えた方が楽しいじゃないですか。自分はそう考えるのです、最近。

03:58 AM | 固定リンク

コメント