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07/30/2011
ビールは酒
日本では何を当たり前のことを…と、そういうことになりますがロシアではそうではなかった…いや、これからそうではなくなる、とのことで。
ロシアで清涼飲料水扱いだったビールが「酒」扱いに(Yahoo!:産経)。これまでロシアではアルコール度数15以上が「酒」ということになってました。しかしビールは大抵は3とか5とか多くて7とか。10超えるのもあるそうですが…あんまし一般的ではありません。そこで「食料品」の「清涼飲料水」扱い…ソフトドリンクだったわけです。
ロシアでも酒類の販売には規制があります。販売時間が決まってるようなんですが…当然のことながら清涼飲料水なら時間制限はありませんでした。が、今後は決まった時間内でしか買えなくなってしまう…。
…しかしこの法律、施行は2013年からなんだそうで。今すぐそうなるわけじゃない、というのがある意味ミソなのかも知れません。
ロシアと言えばウオツカのような強い酒が有名。厳密にはウオツカではないですしポーランド産なんですが96度のスピリタスなんて酒もあります。火が着きます。フタを開けておくと気化してなくなっていきます。…そして飲んでみると口の中が「痛い」という…。
そういう酒が多いせいで度数の低いビールは酒扱いされてなかったのか…と言うと個人的にはそれはどうかな、と思ってます。ウオツカが強い、と言っても度数は45とかそれくらいで実は度数から見ればそんなに強いもんではありません。中南米のラム酒にも度数の強い酒がありますが…やはり40とか50くらいが普通で。テキーラも強い酒、と言いますが度数からすればそんなに高いもんではありません。
ただ、飲んだ時の衝撃と言うか何と言うか。かなり強い刺激?があるので「強い酒」というイメージが定着したのではないかな、と。そしてビールを酒扱いしてない国てのはまだまだありそうで。かつてヨーロッパでは水代わりにワインを飲んでたらしいですが(水が悪くてワインの方が安全だから、という説も)それがビールになっただけなんじゃ…とか。
↑記事にもありますが昔のロシアのビールは大変に不味かったらしく、椎名誠の紀行文か何かで「馬のなんとかビール」と揶揄されてました。…しかし最近はそうでもない、とのことで…機会があったら飲んでみたいものであります。
…ところで。ロシアは2013年からアルコール度数0.5以上の飲料を酒とする、となりました。ちなみに日本ではアルコール度数1以上で「酒」となります。まあ、1でも0.5でもそんなに変わらんのですが。実は日本より厳しくなるのだな、とか思ってしまったりして…。
02:07 AM | 固定リンク