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06/27/2011

完全リアルタイムは

さすがに無理だろうなあ…コメントを精査する分、どうしてもタイムラグが生じてしまうでしょうし。
視聴者の「実況コメント」が画面上に表示されるテレビドラマが来月放送予定(Yahoo!:まんたんウェブ)。以前にも例がなかったわけではないようですが、「ドラマ」という枠組みの中でこういうことは前例がない…ということになるかと。それでも実際のウェブ上の動画投稿サイトのように全画面埋め尽くすほどにコメントが流れる…なんてことはまずないでしょうし。下段を3行程度で流れていく、という形式なら今でも情報番組なんかでツイッターの1行コメントを流す、ということをやっているのでそんなに違うもんではない…のかも知れません。ああいうのだって内容を確認してから流しているもんなんでしょうし。

一方でデジタルテレビならこういうこともできるんだ…という一つの方向性は示せると思います。
自分とこは前にも書きましたけど安いチューナーによる地デジ化なので「データ放送」の恩恵には預かれなかったりします。つまり、フツーに放送観れるだけ。Dボタンがどう、と言われても関係ないわけです。
しかしデジタル対応テレビとして購入した場合は双方向のデータ放送、テレビ局からだけではなく「観てる側」からのデータ放送が可能となることが多いと思われます。これにより例えば生放送中の「どっちが好き?」というアンケートに参加できるとか。あるいはツイッターやフェイスブックなどに参加していなくてもコメントを寄せたりとか、そういうことも可能になります(テレビによってはネット接続が可能なので、テレビでツイッター可能、というのもありますが)。…使い方によっては色々できるわけです。こういう機能があるのに使わないのはたしかにもったいない。
(使ってない、と言えばデジタル放送の場合「ウラ」と言うか「第二チャンネル」、局は同じで放送二つ、なんてこともできるんだそうですが…今んとこそういうことやってるのは一局だけなような気がしてます。これもある意味もったいないような)

が…これは諸刃の剣ともなります。当たり前ですが全てのコメントが好意的なわけはなく。中にはヒドイ誹謗中傷なんかもあるかと。ネットの掲示板ではかなり前からそういうことが問題視されてきていて、その辺の対処もじょじょに確立されてきているように思います。通報とかIPアドレスの可視化とか。あるいは観る側が対応する、とかそういう習慣もできつつあるような気がします。
テレビの場合、そういったところは放送する側がコントロールしないといけない。ネットのように観る側ではなく作る側がどうにかしないといけない。そうなるとタイムラグはもう仕方ないでしょうし…水清ければ魚住まず、ではないですけど管理されることによる一種の「しらけ」ムードもあるかも知れません。その辺がちょっと心配?かなあ…と。

…まあ、何分にもまだまだ新しい技術なわけです。これからどんな方向に進むかまだまだ分からない。その試金石としては非常に重要ではないか、と。こういうことによって新しい世界が開けるのならどんどんやっていった方がいいんではないか…とも。
ただ。…こう言っちゃ何ですが…コメ消去機能は付けておいた方がいいんじゃないのかな、と。コメントがちらちらして内容に集中できない、となると本末転倒ですし。

06:47 AM | 固定リンク

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