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06/20/2011

オーパーツ?扱い

ムバラク元大統領があの世で「フェイスブックに殺された」(iza!) 実際に命を落としたわけではないのですが、政治生命という意味ならばたしかに「フェイスブックに殺された」という意味は合っているかと思われます。
ホスニー・ムバーラク(Wikipedia)

まあ、こういうのはどれもこれも「オーパーツ」つまりはその時代にはあり得ん遺物≒立場が違ったら理解できんような代物ではあるのですけれど。今回のエジプトでの騒動にしても、ネットのことをよく知らない世代からすれば正しく「オーパーツ」なわけで理解なんかできんだろう、というのが↑記事の論調なわけですが…コレがもし数百年、いや百年や数十年もしたら今度は全然別の、違う「何か」が出ていてちょっと前の世代からすれば「そんなんあり得ん」ということになってるかも知れんのです。

逆の例を挙げてみましょう。
今回の騒動では首謀者や政治思想がはっきりしない、「フツーの一般人」が起こした反乱だ…みたいなことも言われてますが、こういうのは世界各地でこれまでも起きてますし、日本でも起きてます。
江戸期の「打ちこわし」です。
これは政治的な遠因などもあって米の価格が上昇したことに伴い、庶民(江戸市民)が米を売ってる米屋を「打ちこわし」て米や家財道具なんかを使えなくした…という騒動であります。さらにこれが発展?して裕福な商家も軒並み「打ちこわされ」たりしてますが…庶民が武器でもって蜂起した、とかそういうものではなくただ「打ちこわした」だけだったりします。何せ商家の方に人的被害はほとんど出てない、という話もあります。江戸期末期の幕末の騒乱…とはまた違った趣き?のある騒動であります。

これも本当に首謀者ははっきりしていません(一応何人か江戸処払いとかになってますが)。↑のフェイスブックうんぬんと同様に自然と湧き上がってきた「反乱」と言える…のかも知れません。
決して新しいムーブメントではなく。こういうのは世界中どこにでも起こり得ることであり…為政者は常に気をつける必要があるかと思われます。

「権力」というのは魔物となって人に取りつき、何でもできるような錯覚を植え付けるが実際はその人は何にも変わっちゃいない…。

幸か不幸か自分はそういう立場になったこと、なんですが。…実際にそうなってしまうと本当に周りが見えなくなってしまうもんなんだそうであります。今のどっかの国の首相のように。

04:41 AM | 固定リンク

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