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04/24/2011
遅すぎるから
そういうことなのかも知れません…。
宮城県石巻市の避難所で3万円入りの茶封筒を配る男性二人組が(Yahoo!:読売)…。避難所の職員にも170通配ったそうで。さらに職員が制止しても配り続けた…とのことで。総額としては5000万円以上になるのではないか、と。こういうのは金額の多寡ではありませんけども。
ただ、そうなるともらった・もらってないという差が生まれるのも事実であります。その金額をそのまま義援金として…という指摘も間違いではありません。
しかし現在の状況として。少しでもお金が入る、というのは非常にありがたいことだと思われます。避難している、ということはそれまで住んでいた住居に何かあった、ということになります。ということはほとんどの場合収入の道は断たれたか非常に困難になっていると思われます。そこへ現金が…。
実際、義援金の分配が非常に遅れているのも事実なのです。
これまでの災害ですと、すでに一回目は分配されているとかそういう状態だと思われます。今回の震災が大変に規模が大きく、そして広範囲にわたっており全貌の解明すら終わっていない、ほとんど手がつけられていない、ということもあります。
様々な方面から集まった義援金はどうやって分配するか、そのための「委員会」がまず設置されます。が…今回はそのラインにすら達していない、という話もあります。さらにこの「委員会」は都道府県で設置するもんなんだそうですが、多数の県にまたがっている今回はどうなるのか…? 義援金そのものは日本だけではなく世界中から集まっているのですが、分配するにはまだまだ時間がかかりそう…ということになっているとのことで。
…そんなもん、例えば内閣とか災害担当の部署にさっさと設置しちまえばいいのに、都道府県レベルの災害じゃねえだろ、と誰でも思うのですが。しかしそのためには色々あるらしく遅々として進まない…そしてこれは義援金だけに限ったことではなく…「動きが遅すぎる」てのはあちこちから指摘され続けていることではあります。
なんとかできないものか、と。一部の人だけになるから不公平になるから…というのも分からんでもないですけど、いつ分配されるか不明、とかそういう状況ならもういいや、俺が配ってやるよ…とそうなるのも分からんでもないことだったりするのです。
02:01 AM | 固定リンク