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04/09/2011
性質というか気質というか
「自粛」は二次災害、観光業者の悲鳴(Yahoo!:毎日)。こういうのは仕方ないのかなあ、とは思いますが…実際に観光で成り立っている地域は、特に直接被災していなくてもこういう意味での「被災」というのもあるのかも知れません。
…いや、よく考えてみると観光だけではなく。色々な産業に色々な打撃が生じつつある、とも言えます。今現在はそうでなくても今後は…というところもありそうであります。
「あんなことになっているから、楽しんだら悪いような気がする」
というのは日本人ならでは、というわけではないのかも知れませんが。それこそ例えば旅行に行く、とか花見をする、とかそういういわゆる「遊び」ができる状況の人だとどこか心の奥ではそういうこと思っているのでは…と思われます。
ただ、こういうのに全く無頓着な人間がいるのもまた事実であります。被災地に見物に出かけてケータイで撮りまくったりとか。その辺は人間ですから良い悪いは別にして様々なタイプがいるわけでありますが。
ただ…自粛もいいんですが、あまりやりすぎると今度はまた別のところに影響が出てしまう…。
一つには「誰かがこういうのは今やるべきじゃないって言ってる」というのもあるかも知れません。「誰か」というのは特定の誰それではなく皆の心の中にいる世間体とか大衆の偶像化とか。要するに「こういうことはほんとはいけないんじゃないか…」という一種の後ろめたさを感じる時に、つい、引き合いに出してしまうのが「誰か」なわけです。
実際に文句言われたり批判されたりするわけでもないんですが…気になってしまう。
これはこれである意味良心のブレーキみたいなものなので、ないよりはある方がいいのかも知れません。しかしやはり過ぎるとこれもやはり弊害が出てしまう…。
仕方ないものなのかな…とか無責任に思ってしまったりしますが…これも最終的には皆の意識の問題になってしまうので、ある程度はどうにかできるんでは…と思いますが、やはり難しいかな…そういう気質だ、と言われてしまえばそれまでのような気もしますし。
02:03 AM | 固定リンク