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04/07/2011

PCも被災

地震・火災・津波…被災したHDDのデータは?(Yahoo!:+D PC USER) 今回の震災では家もそうですが、数多くの家具や家電も流されたり火災に遭ったりしてガレキの一部となってしまっています。そういったもののほとんどはもう使い物にならないと思われますが…PCの場合、中のデータというのも非常に重要になってきます。こういうのはサルベージ、つまり本体が動かなくなってもデータの回収はできるのでしょうか…?

↑記事によれば条件次第ではできる、ということのようであります。HDDそのものは精密機器なのですが、そこは精密機器がゆえに様々なノウハウがあるようで。考えてみれば場合によっては個人のみならず会社や組織に多大な影響を与えかねないのがPCなわけですから…それを回避できる技術もまた存在してきているわけです。
が、↑記事ではそこまで書いてませんが…実は結構お値段が張るものだったりします。まあ、当然と言えば当然ですが。それだけの技術を使うのですからお金もかかります。技術者、と言っても「定期的に、利き酒ならぬ“聞きHDD”のブラインドテストを実施しており、音を聞けばメーカーはもちろん、特定の型番やある年代のバージョンまで聞き分けられるという。」(「」内↑記事より引用)ことですから非常にレベルの高い職人であることがうかがえます。そういう人たちに頼むのですからどうしても高額になってしまいます。

そこで平時から対策を立てられないか、という話もあちこちで出ているとか。
簡単なとこだと…「外」へ放り出してしまう、というのがあります。外付けHDとかDVDとかBDとか。あるいはFDでもUSBメモリでも。特に重要なデータだけをコピーしておいていざという時に備える、というものであります。これはデータの量がそれほど多くないのなら日常的に実践している方も多いかと。DVDやBDに焼くのはちょっと手間や時間がかかったりしますが、外付けのHDやUSBならそれほど時間もかかりませんし。定期的に整理しなおす、という手間があるにはありますが安価で簡単なものではあります。
その他「RAIDシステム」というのもあります。そもそもは複数のHDDを統括的に扱うシステムなんですが…使い方によっては主に使用しているHDDを丸々バックアップする、なんてこともできます。が、運用にはそれなりの知識が要求されますし、何より複数のHDという時点でノートPCにはちょっと難しい話になります。

しかし。データを外部で保管していても甚大な自然災害に遭えば一気に何もかも失ってしまうわけです。
…じゃあ、データをネットワーク上で管理できればいいんでは? という案もあります。自分の必要なデータのコピーをインターネットなどで「預かって」もらうわけです。…が…これも通常のネットだとセキュリティは100%守られません。↑の方法は場合によっては物理的に接続を解除できる(早い話コピーしたモノを運び出せる)んですが、ネット上だとそうもいきません。
ではクローズドサークル、例えば会社に独立サーバーを置いといてそこへデータを仕舞いこむようにしたら…? 金庫にお金を預けるように?
これも大きな企業で勤務地とサーバーの所在地が離れているなら効果ありそうですが、零細企業で自宅で操業、なんて場合は自然災害に対してはあまり意味がなさそうです。しかも個人でやるにはちと大掛かりではあります。

…こうなってくるとどれが一番、というのはないのかも。それぞれに合った方法でデータを守るしかないのかも知れません。
自分も一時自サイトの保管をやってたんですが。FDで。文字だけなんでラクショーかと思ってたら複数枚必要になって、めんどくさくなって、今はやってなかったりします。…他にも重要なデータというのはあるわけで、まとめてUSBファイルか外付けHDに保存しようか…という案があるにはあるんですが…本気で考えないといけない状態なのかも知れません。内蔵HDDはこないだほぼ入れ替えたんですけども…まだまだ不安は残ります…。

01:33 AM | 固定リンク

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