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03/12/2011
この地震
個人的な事情なんですが。自分がブログ書く時になるべく、と言うかできれば書かないようにしよう…と思っていた話題が二つあります。一つは「訃報」そしてもう一つは「地震」でありました。
どちらも書いていて落ち込んでしまう…というのが大きな原因であります。「訃報」はどうしても生前のお姿や活躍ぶりに触れねばならず、どうしても辛くなってしまい…夢路いとし師匠が亡くなられた時を最後に(二ヶ月前に嬉味こいし師匠も…)こういう話題は避けよう、と思っていました。だから作家の北森鴻先生やつい二日前に亡くなられた巨匠・坂上二郎氏のことも触れてきませんでした。
もう一つの「地震」は…あの阪神淡路大震災があったからであります。だから、ニュージーランドのことも触れることができなかったのです…。
阪神淡路大震災は1995年1月17日ですからもう16年前になります。
この「あれこれ」でも語ったことがありますが、あれがなければ今自分はここでこういう風に生活することができたのだろうか、と不思議に思うほどです。いや、直接被災したわけではありません。一応?関西圏には住んでいたのですが揺れることは揺れたなあ、とかそんなもので。しかしあの揺れがあんな大きな被害になっていたのとは…そして友人の強い勧めもあり、地震から一週間して現地にボランティアとして入りました。…その当時は半分引きこもりみたいなもんでしたので、それは…衝撃でした。
多分ですけど。自分が今でもヘタくそな文章書いているのはあの「衝撃」を文字にしたいから…かも知れません。しかし現在に至るまでも文字には完全に乗せきれていません。十分の一も、いや、百分の一も、いや万分の一も乗せられない。表現しきれない。歯がゆい。目で見ても表しきれないのに文章にする、というのはなんと難しいことなんだろう…。
しかしそれは今の感想であります。そして、震災により死に至った人が多数いるという事実。…もちろん人間はいつか命を失うものですから「死」というのはいつでも存在しうるものです。が…それがあの一瞬で、あの刹那に数千もの命が簡単に奪われてしまった…というのも厳然たる事実なわけです。それが…恐ろしくておいそれと文字にできそうもない、という思いがあったのです…。
今回の「東北地方太平洋沖地震」も今後被害が拡大していくと思われます。
→Yahoo!国内トピックス:東北地方太平洋沖地震
どうしようもないことだ、自然災害なんだから…という言い方もできます。でもなんとかしてそれに対抗してみたい、被害ゼロに限りなく近づけてみたい、という思いはあります。不可能かも知れません。でも…可能性はゼロじゃないと思ってます。完全予知でも完全対抗策でもいい、そういうことはできるのではないか…と。
何かできるはずだ、そういう思いは誰にでもあると思うのです…。
12:58 AM | 固定リンク