03/31/2011
そんなことやってる場合じゃない
正直なとこ、そう思いますが…指揮系統と言うか命令系統と言うか。上がしっかりしてくれないと何も始まらないのも現実だったりしますけども。
「大連立」に向けて…ネックは首相不信(Yahoo!:毎日)。「大連立」というのは最大与党と最大野党が連立を組むことを言います。つまり現在の日本では民主党と自民党が組む、という…そういう状態のことを言います。
…大抵はどこの国でも与党と野党は仲が悪い(そうでないと与党野党になりませんが)ものですが…これまでに「大連立」が世界でも全然なかったか、と言えばそうでもありません。やはり時期やタイミングによってはそういう事態になることもあるわけです。
過去には何度か「大連立」への打診や働きかけがあった、とされています民主党と自民党。しかしその度に話は流れていきました。…そりゃあ、自民党と言えばそもそもは明治期にまで遡るような由緒?正しき政党で、片や民主党は構成員で見ればかなり根が深いものではありますが党としての歴史はごくごく浅い「新参者」ではあります。…さらに民主党には自民党からケンカ別れして来たような議員もいるわけで。逆に自民党からしてみれば昔から「反自民」だった議員もいるような政党と仲良くできるかい、というのもあったわけです…。
それが今回の震災で「超党派でやろう」という流れができつつあって、その中で菅総理が自民党の谷垣総裁に入閣を要請した…つまりは表向きは「大連立」でこの難局を乗り切ろう…と、そういうことになったのでは…という記事も出てきました(菅総理が谷垣氏に電話で入閣要請→「ちょっと考えさせてくれ」→「じゃあ、いいや」てな問答があった、てな話も)。
ホントかなあ、と個人的には思っていたのですが。このタイミングで大連立なんて責任分割みたいなもんじゃないか、と。民主党支持者からしたらふざけんな、何やってんだ、てなとこでしょうし。人気取りのためにしてもなんかいきなりだなあ、と。そもそも与党政府が混乱してるところへ野党とは言え自民党の人間入れたらかえって混乱するんじゃないのか、特に指示系統が…とか思っていたんですが。
しかしここへ来て実は水面下ではホントに動いていた…みたいな報道が。
これじゃまるで民主党が自分の限界さらけだしたみたいなもんではないか、と。これまでうちだけでやってきたけどホントに無理っぽいからみんな助けて…みたいな。つまらん意地捨てた、ということならアリなのでしょうけど…。
正直なとこ、別にどっちだっていいんです。大連立しようが民主党がどうしようが自民党が何しようが。ただ…それが東日本、いや日本全体に上がっている悲鳴を消すことができるなら。…そういうことまで考えての大連立なら誰も文句は言わないと思います。
でも…実際のとこはどうなんでしょうね。日本の正当なる政府よりも民間や米軍や海外の方が動きが早い場合がある、なんてのは恥以外の何物でもないと思うのですけれど。
12:42 AM | 固定リンク