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03/03/2011
やめといた方が
いいと思うんですが。今から違約金払ってでも。…正直何したいのか分かんないです。
高知県・桂浜の坂本龍馬像の脇に中岡慎太郎と武智半平太(瑞山)の像を並べよう→ファンが猛反対(Yahoo!:読売)。そのため今はちょっと頓挫しているようなんですが、イベント(「志国高知 龍馬ふるさと博」)は5日から開幕で、その目玉企画として土佐勤皇党を再結成させよう、と。説明には時間が必要、てのもどうかと思いますし「桂浜は龍馬の聖地」てのもなんだか…いや、竜馬が住んでいた現在の高知市の中心辺りから桂浜てのは実はかなり離れているんです。バスで何十分とかそれくらい。だから龍馬がまだ土佐にいた頃に桂浜でどーん、とうつ波見ながら「世界は大きいぜよ」とか言ってる、てのはちょっと無理があるんじゃないのかなあ、と個人的には思っていたりします。そんなに頻繁に行けるような距離じゃないもので。…後の神戸海軍操練所とか長崎の海援隊とか、そういう頃なら海にも近かったんでは…と思いますが。
まあ、「聖地」というのはそういう意味ではなく。坂本龍馬像が立派に立っている地、ということでの「聖地」だとは思いますが。
…しかし。中岡慎太郎は室戸。そして武智半平太(瑞山)は須崎に立派に銅像が立っております。特に室戸の中岡慎太郎と桂浜の坂本龍馬は向かい合っている、とされ…果てぬ海外への夢をまだ追っている、という見方もあります。
そんな像の脇へ二体。しかもきちんと「銅像」ならまだしもレプリカ並べて「土佐勤皇党復活」て。
カタチだけ並べて何になるんでしょう? 昨年の大河ドラマで人気を博したから、と言うのは分からんでもないですがだからってそんなテキトーなことするくらいならやらない方がマシなんではないでしょうか…?
しかも勤皇党復活ならもっと半平太寄りの人物…大石弥太郎とか那須信吾とかそういう人物にスポット当てた方がそれこそファンが喜ぶと思うのですが。幕末の志士それぞれの出身地にはまだまだ資料が残されています。中には世間に知られていないものも多数あります。「龍馬伝」によって高知に注目が集まる、と言うのなら他の高知の志士たちを幅広く知ってもらおう…というのも手なんではないでしょうか。
…「龍馬」「幕末」というだけで十分に客寄せになると思います。そういう他にはない、強いモノを持ってる高知なのに。こんなくだらんこと考えてよく平気だな、と。金さえかけりゃ、時流に乗りさえすればいい、とそんなもんじゃないてのは龍馬の生き方見てたらよく分かると思うんですが…?
02:10 AM | 固定リンク