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02/12/2011

逃げた?

混乱の続くエジプトであります。反大統領のデモが多数起こり、情勢も不安定であります…。
そんな中ムバラク大統領が首都カイロを脱出?(Yahoo!:毎日) という情報があちこちから出てきています。家族も一緒、という情報もあるんだそうですが…まだ未確定。ホントかどうかは分かっていません。
ただ…こういう状況ですから。逃げた、ということはあるかも…知れません。

長らく続いたいわゆる「独裁政権」で、反大統領のデモが起きたのはつい最近のことであります。
…あまりの勢い?にムバラク大統領は当初「じゃあ、次の選挙に出ない」と発言。しかしデモの勢いは衰えず。「即時退任」を掲げて広がっていきました。
ムバラク政権の強さの一つには軍を掌握していた、という面があったそうで。しかしデモを止める側のはずの軍はやがてデモに参加する側へと回った、という話も流れてきてます。実際、軍の上層部はどうだか分かりませんが、末端の兵士はやはりデモに参加している側の民衆と近いものがあったのでは…と。そのため一部では「反大統領派」と「大統領派」の橋渡し?みたいなことやってるような、そんな雰囲気もありましたが。

しかし…ホントに逃げたのかな、ムバラク大統領。
一昔前なら「亡命」という手段もあったように思います。主義主張や政治理念の違いから、命の危険もあるため別の国に逃亡。主義主張の似ている国がその人物を人道上の措置からもかくまってあげる…というものでした。いわゆる「冷戦」の頃は特にそういうのがあったもんですが…最近はあまり聞かなくなりました。
エジプトの現状に関しては他の国もあまりいい顔をしていません。「独裁体制」になっている国、というのは実はかなりの数あるんですがそういうところから「独裁者」が亡命、とかそうなると…EUとかアメリカとかそういう国々はまず受け入れないでしょう。自国の評価を落とすことになりかねませんから。

あ…でも逆にそういう事態だからこそ受け入れる、とかそういう国が出てきそうではあります。今ここで恩を売っておけば後々何かに使えるんでは、とかそういう思惑で。外交なんてのはしたたかとずぶとさで渡っていくもんですから、そういう国が表向きは笑顔で受け入れてくれる…とかそういうことはありそうであります。

追記:ムバラク大統領、国内保養地に到着(Yahoo!:毎日)。別に国外に逃げた、ってわけじゃなさそうで。しかし今後が気になります。

追記2:ムバラク氏、辞任(Yahoo!:産経)。ついに来たか、というところですか…。

12:01 AM | 固定リンク

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