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02/19/2011
二つほど 2/19
「残念」で二つほど。
一つ目。アメリカのフロリダ高速鉄道、計画が暗礁に(Yahoo!:フジサンケイビジネスアイ)…日本の「新幹線」も売り込みをしていた路線であります。最初は新幹線にはしない、とかそういうことかと思ったんですが、実は高速鉄道計画そのものが頓挫してしまった(その可能性が高い)ということであります。
高速鉄道の技術は日本だけが持っているわけではなく…レベルや内容はそれぞれですが…各国が売り込もう、とやっきになっているのがこの路線でもありました。
しかしどうも「海外の鉄道建設案件は事業費が十分確保されていない場合も多くリスクが高い」(「」内↑記事より引用)とのことで。十分に決まっていないうちに話だけが進んでいく、とかそういうとこなんでしょうか。「が、フロリダ案件は別格」(「」内↑記事より引用)ということで期待?はされていた、ようなんですが…。
…まあ、この案件に関してかどうかは分かりませんが日本の新幹線ではまず起こり得ない状況(列車にクルマとかそういう物体がぶつかっても乗員乗客の命が保障できるか、とか)を想定する必要もあった、とかそんな話もありますし。また新たに顧客?を開発していくしかないのかな、とは思いますが…。
二つ目。シーシェパードの妨害により調査捕鯨中止…広がる不安や反発(Yahoo!:毎日)。…やっちまったな、というのが個人的なとこであります。なぜ自衛隊なり何なりの「護衛船」を実現できなかったのか、外交ではなーんもやらなかったのか(結果が出なければどんなにやったって意味ないです)、経済や同盟意義的に何かできなかったのか…。
結局何もせずに丸腰で南氷洋まで行かせてしまったわけです。そりゃあ、不安でしょう…たしかに乗組員の安全を考えるなら中止、というのも選択肢の一つではあります。
が、実際に中止したらどうなるか分からんわけではありますまい。鯨肉の不足、というのももちろんありますがただでさえ近隣諸国からナメられ始めているのにさらにナメられることになります。メンツというのは非常に大事であります。個人でも…国家でも。それを守るために何でもする人もいますが、特に国家の場合は国民全体の生命や資産にかかわる可能性もあるので、どの国でも非常に大事にするものなのですが…。
あっさり放棄しちまいました。シーシェパードの増長はもちろん、他の国だって「こんなもんか、日本なんて」とか思うことでしょう…それでこそ日本だ、他の国や団体を思いやる優しい国だ…と、どっかの元首相みたいなこと言う人もいるかと。でも…優しいだけじゃダメなんです。守るべきものはきちっと守らないと。
逆に。本当の優しさってのはそういうもんじゃないんでしょうか? ただ甘えを通すだけじゃなくて、きちんとオノレを持ってスジを通す。そして守るべきものを最優先に守る。そうなってから自国だけではなく他国も思う。それでこそ「優しい日本」ではないか、と個人的には思うのですが。
12:06 AM | 固定リンク