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01/13/2011
やっぱり十分な法規制は
必要なんじゃないのかな、と思いますが。
「スパイ天国」日本…厳罰化も海外ではあまり意味なし(iza!)。「スパイ天国」と言ってももちろん第二次大戦時の上海とか研究所?に忍び込んで「あ、やべ。見つかっちまった」と逃げる…とかこないだロシアとアメリカで交換された人たち(なんかある意味合ってるかも、これは)ではなく。
現在の日本の場合技術的な「秘密」を勝手に持ち去る人たちのことを言います。映画のように派手派手な活躍などはなく…どちらかと言えばかなり地味になるかと思われます。ごくごく普通の外国人が実はスパイでこれこれこういう情報を盗んでトンズラした…ということも起きていそうであります。
ものすごく…ものすごく単純に考えたら「情報」を盗むのだから窃盗罪でもいいのでは…とか考えてしまいますが。平成21年に改正された不当競争防止法の罰則が窃盗罪と同じ、というのはこの辺の事情が…というのはさすがに考えすぎだと思われますが。
しかし現行で「情報を盗む行為」そのものを罰する法律、というのはあるんでしょうか…?
不正競争防止法はあくまでも「競争相手に損害を与えた」ということに対する法律なわけで。情報を盗まれる→競争相手が不利になる…という流れになるわけで。が、それではたしかに↑記事にもあるように海外の誰か、つまり競争相手とはあんまり関係ない人が盗み出したとしたら立証が難しくなってしまいます。そこで改正されたわけで。
しかし「情報を流出させた人物が不正に利益を得ていれば、不正競争を目的としていなくても犯罪が成立するように改正」(「」内↑記事より引用)となってますがこれもそのものずばり、というわけではないような…。
この問題はすでにあちこちで論議され始めています。企業側もセキュリティを強化するなど対策を施していますが、実際に罰則などほとんどないような現状では限界があります。…やはりそれなりの法律を整備するべきだと思うのですが…なんだかあまりそういう動きは出てないように思われます。
…将来的には国益にすら影響を与えかねない案件だと思うのですが…罰則と言うのは回避を狙わせる目的もあるのですけれど、実際にきちんと処罰できるような、そんな法整備を願うところであります。
12:50 AM | 固定リンク