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12/29/2010

…本気だったんだ

てっきり何とかして回避しよう、とするもんだと思ってたんですが。
政府が12/28に地球温暖化に対する基本姿勢を決定…「排出量取り引き」の導入は棚上げ、「環境税」は平成23年度から導入(iza!)。これの大元?になっているのが鳩山前首相が国連でかましてしまった「我が国は温室効果ガスを2020年までに1990年比25%削減します」という発言で、同時に「大量に排出してる国(多分アメリカと中国)が削減に対して努力してくれたら」という条件?をつけましたけど、「25%削減」が一人歩きしている観すらあります。
…明らかにムチャ、と言うかなんでそんなこと言っちゃったのか…よその国はしたたかですから「削減する」と言いつつ完全にそのまま実行したら国内産業の勢いが削がれることを知ってますから、例えば具体的な数値を挙げない、とか、比較する年代を調整したりしているんですが…ああいう場でああいうことをああいう立場の人が言い切っちゃったらもう後戻りはできますまい(国会ではまだ審議中の案件で成立はしてないんですけど…一応)。
だから何とかして「回避」の方向へ持っていくのか…とか思ってたんですが。

「排出量取り引き」というのは前にもここで説明しましたが…まず温室効果ガスを排出する企業(わずかでも排出しない企業、というのは存在するのかしらん…?)に一定の「排出制限枠」を設ける。もちろん企業側は制限内に収まるよう企業努力をするわけですが、どうしても収まりきらない場合も出てくる。…しかし逆に余裕で収まっちゃう企業もあるわけで。じゃあ、その「余裕」を売ってくれないか、ということにするわけです。言い方悪いですが「カネで枠を買う」みたいなもんで、こうすれば国内でも制限枠の「平均化」を起こすことができて目標達成となる…。
元々、と言うかすでに国家間でこういうことも実行されてます。各国での「削減目標」にはこの「排出量取り引き」をすでに盛り込んであっての目標値、という話もあります。

なお…日本の目標「25%」、2020年頃に達成できないだろう分をよそから買う、となるととんでもない額になる、という試算もあるんだそうであります…。

しかし国内での「排出量取り引き」は今回の方針では棚上げ。そのための「環境税」導入だ、ということなんでしょうが…大丈夫なのかなあ、国内産業の活性化とかそういうところは。別に無制限に発展させろ、排出量なんかどうでもいい、とは言いませんがこういうのはバランスが大事でしょうし…。

12:14 AM | 固定リンク