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11/01/2010

言われてみれば

そう見えないこともないんですが…ううむ?
1928年のチャップリンの白黒無声映画に「携帯電話で話している老女」?(Yahoo!:ギズモード・ジャパン) 記事中には投稿された動画へのリンクが張ってあって、ちょいと見てみましたが…うーん…たしかに「補聴器」「アタマかいてる」とか言われると…なんかそれっぽいような。
補聴器というのは実は電子機器と古くから関連があって、真空管ができた頃(1920~1930年代)にはすでに補聴器に取り入れられてかなりの小型化や携帯化が進んでいた、らしいです。しかもアメリカでの話。ただ…あんな風に「キカイ」の方を耳に近づけるものではなく。すでに「イヤホン」のようなものまで開発されていたらしいので…ああいう風には持たないんではないか…とか。

電話そのものも1928年ならすでに普及している頃であります(これもアメリカでの話)。ただ…当たり前ですが当時は有線なわけで「携帯電話」となると爆発的に普及したのはつい最近の話になりますから、さすがにそんなもんがあの年代にあるわけはありません。
…となるとやはり未来人…?
しかし。例えば2010年のヒトがいきなり携帯持って1928年に行っても、こっちも話なんかできるわけはありません。無線電波での通信可能な携帯、とかいうのならともかく…フツーの携帯では使う電波帯が無線とは違うので受信はできないでしょう。現在の携帯は通信衛星や基地局など電波をきちっと管理できる体制ができているのでここまで便利になってます。もちろん、当時はそんなモノは影も形もなかったわけで。そして…これが重要なのですが…携帯1コでは何もできません。一体誰がかけてくるのかあるいは誰にかけることができるのか。

もしあの老女が携帯で何かを話しているとするならば…誰か相手が、つまりは仲間がいる、ということになります。あるいは時空を越えて通話できるとか…?
…たしかに何か、こう…きちっとした説明がつきにくいお話ではあります。しかもやけにリアルですし。あの動きが…たしかに何かと「話して」いるように見えますし…一体なんなんでしょうね…?

03:15 AM | 固定リンク