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11/15/2010
一つの歴史
ではないか、と思うのですが。
アップルPCの祖「Apple I 」が英サザビーズオークションへ(CNN)。どうも「予定落札価格が高すぎる」という声もあるようですが…美品とのことですし、それが相場ならそういうもんなんじゃ…とは思いますけども。相場なんてのは変化していくもんですし。
→Apple I (Wikipedia)
「Apple I 」は最近ではPC以外にも色々やってる「アップル社」の共同創業者スティーブ・ジョブズ氏とスティーブ・ウォズニアック氏が1976年から開発・販売を開始したPC…いや、当時はそういう言い方もなく(ホームコンピュータというのはその後にアップルが広めたんだそうですが)いわゆる「コンピュータ」そのもの、ということになります。1976年から1977年の間に200セットほどが作られ、170セットほどが売れたんだそうです。
…「セット」という呼び方が合うと思います。
これは現在のPCのように買ったら即起動…というものではなく。言ってみれば「自分で組み立てるコンピュータ」であります。後に後継機とされる「Apple II 」が出ましたが、こちらは現在のとそんなに変わりなく、買って即起動、ということができる機種ではありました。
→Apple II (Wikipedia)
昔はこういう風に「自分で組み立てる」形式が多かった…というエッセイか何かをどっかで読んだような。もちろん、ネットも何も全然普及していない頃の話であります。今のようにPCが普及したのにはネットや周辺機器の影響も大きいのですが、やはり買ってきてすぐに起動して何かできる、というのも大きかったのかなあ…とか。キカイに関してあまり知らない人でもすぐに起動できますし。まあ、道具としてPCを見るならば別にどんな仕組みか、とかそんなんはどうでもいいわけで。期待した通りに、いやそれ以上に動いてくれればそれでいいわけですが。
今後はどうなっていくんでしょうかね。前に「PCではなく専門化されたコンピュータが主流になる」という予想を紹介しましたが…やろうと思ったら何でもできる、という「PC」の方向性というのは、なかなか変わらないのかも知れません。
10:49 AM | 固定リンク