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10/25/2010
ヘンな心配
増える「共同浴場」付きマンション…増えるご近所づきあい(Yahoo!:産経)。…たしかに「公共浴場」とした方がフロそうじもまとめてできるし、何より内風呂じゃないから自分でやらなくてもいいんだよなあ…。
と、いうのとはまたちょっと違うような気もしますが。
一昔前の「銭湯」のような雰囲気だと思われます。日本人がお湯を張った「フロ」に入るようになったのは大体江戸期くらいからで。それより前はサウナのような蒸し風呂が主だった、とされています。しかも江戸期には内風呂なんてあるのは豪商とか大名くらいで。長屋住まいの庶民は銭湯…湯屋へ行くしかなかったわけであります(なお、トイレも長屋共同)。
今でも地方によってはばりばりの現役らしいんですが…銭湯。一頃からすればかなり激減してますが…全体では。
江戸期から明治の頃は銭湯と言えば社交場でもありました。なぜなら、みんな行くからです。内風呂ないんで。そこで人間同士の繋がりとか公共の意味とか考えられる…という社会勉強の一面があったのは事実だと思われます。まあ、こういうのは銭湯だけではなかったんですが。
…そういうとこまでマンションの公共浴場に求めるのはどうかな…というややアマノジャクな思いもあるんですが。あるいはマンションにあんましタチの良くない人たちがいたらどうするんだろう、とか。イレズミ満載のおにーさんたちとか。クソガキの集団とか。
そういうとこも含めて「公共の場」ということなのかな、とは思いますけど。たしかにこれでそういう場があることを子供が学んでくれたりしたらそれはそれでイイことなんですけど…逆に変なトラウマとか背負ったりしないかな、とヘンなことまで心配してしまったりするのです。
05:34 AM | 固定リンク