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09/09/2010
ぴすと
乗ってる連中は怖くないのかな…。
ブレーキのない競技用自転車の事故多発(Yahoo!:毎日)。「ピスト」と呼ばれる競技用自転車で「暴走」して事故を起こしてしまうケースが後を絶たない、ということになります。…そう言えば競輪のテレビ番組か何かでやってたような。ああいう車両にはブレーキがついていないんです、って。いや、正直に乗りたくないなあ、見てる分にはいいけど…怖いなあ、と。感覚的にブレーキが壊れてしまった自転車に乗るようなわけですし。
…昔々、自転車で坂道を勢いよく下ってて「さあ、ブレーキ!」とハンドルのレバーをぎゅっと握ったら「ばちーん」とか音がしてブレーキすっかすかになっちまって文字通り死ぬような思いをしまして。あの時は人もいない、車もそんなに通らない(でも全然通らないわけじゃない)道で助かったんですが…あれが大通りだったりしたら…!
一方で、日本とアメリカの自転車の違い、というのもあります。これは日本では右が前輪、左が後輪のブレーキなんですがアメリカは左が前輪、右が後輪。一説には手信号をする時に有利なように、なんだそうですが…あっちの自転車てのは実はブレーキのレバーがハンドルに着いてないタイプもあったりします。
じゃあ、どうやって止まるのか、と言うと。ペダルを逆回転させます。
→ブレーキ(自転車)(Wikipedia)
「コースターブレーキ」と言うんだそうですが…これは別に違法でも何でもありません。制動装置がきちんと付いてるわけですから。ただ…慣れるまでは思い切りハンドル握ったりしそうではあるんですが。
問題はそういうブレーキが一切ない「ピスト」であります。
公道を走ると道交法違反になりますし、何より怖いと思うのですが。さらにピストは構造上「空転」ができないことになります。…ある程度スピードが出たら普通の自転車はこがなくても進んで行きますが、ピストには「ペダルと後輪が直結している」という特性があります。こがなければ後輪は回転せず、止まることにはなります(そういうところ、感覚的に操作できそうで、やはり競技用だと思わせるシステムではあります)。
…が、扱いに慣れてる人ならともかく。そんなに乗っていない人がいきなりそういうことしてきちんとブレーキの役割を果たせるもんなんでしょうか? さらにピストそのものは公道上で乗ると道交法違反になります。そういうところを理解している人ならなおさら普通の道路で走ったりはしないと思うのですが。
「流行ってるから」で特性も理解できずに乗る方も乗る方なんですが、警察にも取り締まりを強化して頂きたいところではあります。…ただでさえ自転車乗りのマナーが問われているってのに…自転車ってのは金属のカタマリなんだってことも理解して頂きたいところではあります。
05:09 AM | 固定リンク