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09/04/2010
そんなに変わらないんじゃ
ないのかな、と思いましたが。現代と比べて。
縄文晩期の「ペット霊園」?見つかる(Yahoo!:読売:骨の画像あり)。食糧の動物は当然解体されて食べられてしまっていますから骨として見つかってもバラバラなんだそうですが…この「霊園」の場合まとまって見つかっているそうで。亡くなってもきちんと埋葬してあった可能性が高い、ということであります。
現代でもネコとその人気を二分するイヌでありますが。実はよく分かっていない部分も多い動物だったりします。
その形態の多さでも知られていますが、あの多種多様なのは「品種」であって基本全部同じ「種」だったりします。何千年か前にヒトに飼われ始めたのは分かっていますが(今回のようにきちんと埋葬されてるケースが各地であるんだそうで)では一体どんな動物を飼い馴らしていったのか…となると。まだ確定していないのが現状でもあります。
候補としては「オオカミ」「リカオン」などが上がっていますが。…なんか一種だけを飼い馴らした「イヌの祖先」が世界中に広まって行った、といよりは複数の種が各地で「イヌの祖先」になってそれらがあちこちで融合して今のイヌの原型になった…とか個人的にはそんな風に思うのですが。でもそうなると「同種」と判断できるほど遺伝的に近い、というのが説明つきませんか…地理的に離れた地域に似たような存在が…というのはなかなか難しいかも知れません。
イヌには社会性があるためヒトの命令に従いやすく、まずは番犬や狩猟犬からヒト社会に溶け込んでいった…とされています。現代ですとそういう必要はあまりなくなってきましたから癒しを求める対象、というようになっていますが数千年前ではやはり実用?一点張りだったのでは…と。
これもどうなんだろうな、と個人的には思ってます。
実は現代と事情はそれほど変わらないんじゃないのかな、と。例えば洞窟に見事な絵画を残した石器時代人もいます。…宗教的な何か、というよりも絵を描くヒマがあったというところに注目したいわけで。基本、絵画とか音楽とか文章てのはヒマがないと作り出せません。そういうヒマができつつあってヒトの文化的活動が広まって行ったのでは…。
それがイヌの登場によって狩りの効率が上がってヒマができた、という説もあります。…自分としては「イヌを飼う」ということ自体がヒマ、あるいは生活の余裕の表れだったんではないのかな…と思うのですが。現代だって生活に追われてるヒトはたくさんいるわけですし。でもそんな中でもイヌを飼ってるヒトもたくさんいるわけですし。
人間の生活なんて数千年程度では早々変わらないんじゃないのかな、と思ってるわけです。
12:33 AM | 固定リンク