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08/28/2010

実は身近な年代?

山口県で勝海舟より一つ下の186歳、発見(Yahoo!:読売)…とは言っても「生存を確認」ではないのは最近新聞やニュースでよくやっている「名ばかり高齢者」で有名ではあります。
↑これは戸籍上「存在している」というだけでご本人は残念ながらすでに亡くなっていると思われます。…国によっては年齢概念のヒジョーに薄いところもあるそうで、確実な情報がなくて「推定○○○歳」という高齢者がいたりしますけれど。日本だってあまり良くない日に生まれたりすると出生届出す時に勝手に誕生日移動したりした…なんてことも昔はあったそうですし。そこまで細かく対応することないことなのかなー…とか思ってしまったりしますが。

ただ、「名ばかり高齢者」には別の問題があったりします。…年金の不正受給、という問題が。
すでに亡くなっているのに「生きてます。だけど人には会いたくないそうで」とか家族が役所の人の面会を断ってしまえば「そういうものだろうなあ」とその後も訪問したりせず、しかし年金は受給され続けるわけで。そうなると「実はいついつに死んでしまったのです…」と年金を自主的に返納するケースもなかった、とは言いませんが…そのまま生きていることにして受け取ってしまう、ということも起こり得るわけです。実際、子供(とは言っても50歳とか60歳とか)の生活費になってた、なんてこともありました。
まあ、↑のような「超高齢者」になると戸籍だけはあるけど住民登録はない、というのがほとんどなんだそうで。こういった年金不正受給は少ないのかも知れんのですが。やっぱりなんだかんだ戦争なんかでごたごたしてしまうと戸籍抹消というのも難しかったのかな…とか。日本てのは行き倒れの人の身元確認率が非常に低いんだそうで。こういう人は今後もなくならないのかも知れません…。

ところで。幕末、と言うとかなり昔のお話のように思えますが…186歳で勝海舟よりも一つ下。勝海舟が活躍したのは当たり前ですが20歳とかその辺りからなわけで。しかも今注目されてる坂本龍馬なんかはもっと年下になります。
実はそんなに昔じゃなかったんじゃないのかな…と。江戸期だって終わったのは150年とかそれくらい前。もうすでにその時代に生まれた人、というのは存在してないことになってますが…数百年とか千年とか。そんなに昔じゃない、当人はすでに亡くなっていても親族とか関係者の関係者とかはまだ生き残っている、まだまだ実感が残ってる程度の昔なんじゃないのかな…とか思ってしまうのです。

01:29 AM | 固定リンク