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08/01/2010

二つほど 8/1

減少で二つほど。

一つ目。日本の人口、3年ぶりに減少に転じる(Yahoo!:産経)…「3年ぶり」ということは去年とおととしは「増加」していたわけで。少子化の危機が叫ばれる昨今、なんで増えてたのか…と言うと世界的な不況の中、海外進出していた企業が次々と海外から撤退してきたため転入者が増加する「社会増」だったんだそうであります。
…不況不況で大変に苦しい時期なんですが。それが意外なとこで繋がってくる(不況と人口増というのは関係ありそうななさそうな)というのは興味深いところではあります。
しかしその増加も一段落ついてしまったのか…今度は出生数が死亡数を下回る「自然減」が表に出てきて人口減少、ということになってしまいました…。
てことはリーマンショックとかそういう世界的に大きなコトが起きない限り、来年以降も減り続けることになるんでしょうか日本の人口…こうして数字で見るとやはり大きいものがあります…。

二つ目。「トクホ」初の販売減少(Yahoo!:産経)、「トクホ」とは「特定保健用食品」のことで、特定の効能(血圧を下げるとか脂肪を燃焼しやすくするとか)を掲示することを許可された食品のことであります。…薬じゃあ、ないんですが。どうも勘違いされている向きもあって「これさえ摂っておけば何も問題ない!」と思い込んでる人もいるようですが…あくまで「そういう効能のある食品」であって「そういう症状をなくす薬」ではありません。肥満なんかで悩んでいる人は、お医者さんに診てもらって適切な処置をしてもらった方がはるかに改善されるかと思われます。
某マンガにもありましたが…ヒトの体に入るモノを日本では「食品」と「薬」に分類しています。「トクホ」は「食品」でありながら効能を示せるモノ、ということにもなります。フツーの食品で「これ食べたらコレステロールが下がる!」と表示したら「そりゃ薬の役割だからダメ」ということになります。…カゼ薬じゃないんですがカゼ薬に似た飲料、というのもありますが明確に「カゼに効く」とは書いてありません。「カゼで弱った体に」とかそんな風な書き方してます。これはトクホじゃないですけど。
食品なんだけど薬に近い、ということで審査が非常に厳しく時間がかかることでも知られています。1年や2年では取得できず、現在でも各メーカーが開発にいそしんでいます…未来の自社製品のために。
それが減ってきた、というのは…デフレの影響も大きそうなんですが淘汰されてきたのかな…とかシロウトは考えてしまったりして。トクホ返上、なんて例もありましたし。拡大してきた市場が飽和しつつやや縮退へ向かってきている…というのはまだ早計なんでしょうか…?

03:57 PM | 固定リンク