« 二つほど 7/21 | トップページ | 二つほど 7/23 »
07/22/2010
なまる
「お国訛り」に発言の信頼性も左右する可能性が(iza!)。これはアメリカの話になるのですが。実際、非常に広い国ですし人口も2億以上。さらにそもそもは移民が基本の国だったわけで…各地方で話されている英語にもかなりの違いが出てきてしまっています。
記事中にあるようにシュワルツネッガー知事はドイツ訛りですが…他に有名なとこですと、ブッシュ前大統領はテキサスなのでモロ南部訛りだったりします。西部劇を字幕で見るとああいう発音の人がいっぱいでてきたりして。一般に東部(ニューヨークとか)の人は早口で、南部や西部はゆっくりと話す、と言われてますが実際のとこは人それぞれだったりなんですが、発音やイントネーションにはかなりの違いが見られます。
さらに話す人がネイティブ(アメリカ生まれ)でない場合。しかも母国語が別にある場合。その国々での「訛り」が出てきます。
基本は母国語にない発音が省略されます。
日本語→英語だと「r」「th」の音でしょうか。日本語にはそういう発音法がないので「r」「l」や「th」「s」などはよほど意識しないと発音に違いが出ません。「rain(雨)」と「lain(lieの過去分詞形)」は日本人にとっては同じような発音の言葉ですが、英語圏の人からすれば全然違う言葉になります。
…まあ、そういうこと言い出すときりがない、という話もありますが。スペイン語なんて「r」の発音法が三つあったりしますし。逆にラテン語圏の人にとっては「なんで書き文字がこんなにたくさんあるんだ」「文法が全然ちげー」とかそういうことになってしまいますし。
でもそんな違いがある人たちが一緒に暮らしているのがアメリカでもあります。たしかに聞き取りにくいと「?」にはなってしまうでしょうけど。なんか、それなりに呑み込んでしまいそうな、そんな気もするんですが。
…では日本では?
大まかに分けると「関東」「関西」といったところでしょうか。基本、明治以降にできた「標準語」ベースなのが関東、昔から続く言語っぽいのが関西。…そもそも標準語てのも方言だらけだとお互いが理解できないから政府が作った、ということになってますけども。時代劇では各地を巡ってもそれほど言葉に苦労してませんが、実際はかなり土地土地での訛りがひどくて話が通じないケースもあったんでは…とか。その辺も忠実な時代劇とかやってみると字幕が必要になりそうであります。
現代は江戸期以前に比べると人の流通?が激しくなってますんで、そんなに苦労はしなくなってます。…特有の言い回しがあったりはしますけど、まあ、なんとか通じるような。
標準語があるせいなのかどうか、ちょっと分かりませんが…↑のアメリカのように「信用性」がどう、という話にまではなっていないような気がします日本では。ただ…なんだか言葉の勢いと言うか感情の込め方と言うか。ドスきかせた物言いの時にそれっぽい関西弁とか使う、とか…なんだかそういう方向での違いはあるように思います。
05:23 PM | 固定リンク