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07/14/2010
ビミョー…
なんか、すごく、ビミョーな気分なんです…。
小笠原諸島の「野良猫」を本土でペットに(Yahoo!:読売)。もちろん元から島にいたネコ…ではありません。それどころか小笠原諸島では基本こういう肉食系の中・大型動物はいなかったので、様々な生態系が維持できていた、とも言われています。
こういう例はやはり「島」には多いです。いわゆる「本土」から離れている場所になるのでそういった「キケン」な生き物が入ってきにくくなります。ガラパゴス諸島なんかもいい例で。「ヒト」という猛獣が入ってこなければそのままの生態系を維持できていて、絶滅した種も絶滅することもなかったんでは…とも言われてますが。
逆に「ヒト」やそういった「キケン」な連中も「地球の意思(あんまり好きじゃないんですがこういう表現)」なんじゃないのか、という意見もありますけれど。滅ぶ連中は滅ぶべくして滅んでいった…また新しい連中が伸びるイシズエとなって、と。
…まあ、↑これはかなり暴論であります。ここんとこ種が絶滅するスピードが尋常じゃなく早まっている、という説もあってできることならそういう「絶滅」とか避けたいじゃないか、という意見には賛成でありますし。個人的にも。種の多様性という観点からもなるべく「根」は将来に残しておきたいものではありますし。
だからっつって絶滅危惧種の遺伝情報だけキープ、とかそういうのにはちと賛同しかねますけども(実はコレ、動物だけじゃなくて希少な民族に対してもやってんじゃねえのか…てな声もあるんですが…)。
そこで絶滅する要因は早めに取り除いておきたい。実は「ネコ」というのは繁殖力も強いですし、何より優れたハンターでもあります。不用意に持ち込んだために絶滅…という例も実際にあったりします。そこで排除…でもそれならどこかで飼ってもらえないだろうか、という取り組み…には…うーん…理解はできるのですが…何と言いますか…ビミョーと言うか…なんか、それで本当にいいんだろうか? とか思ってしまうのです…。
決してそういう活動に対して「ヤメロ」とは言いません。今まで100匹のネコに対して飼い主が見つかった、ということはきちんと対応している、ということですし。↑記事中にはありませんが、本土で再び野良猫化しないような対策も恐らく講じているものと思われます。
父島母島であと150匹ほど、ということで順調にいけばゼロにすることも可能かも知れません。
ただ。なんか…いいのかなあ、それで。と…思ってしまうのです…うまく言い表せないんですが。
04:51 AM | 固定リンク