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07/09/2010

ぐぇりら

いわゆる「ゲリラ雷雨」今年は例年の三割増?(Yahoo!:RBBToday) ここで言う「ゲリラ雷雨」「ゲリラ豪雨」とはそれまで何の問題もなく?晴れていたのに夕方などになっていきなり豪雨や雷・突風などが発生すること言います。短い時間に集中して降る激しい雨(ほとんどの場合カサも役に立たない)なので被害が出ることも多く、ニュースなどでも警戒を呼びかけています。
…なお、「ゲリラ」という呼び方があまり耳によろしくない、ということなのかお天気番組でもその名では呼ばれていないような気が。同時に「バクダン低気圧」てのも流れなくなってますが。

「ゲリラ雷雨」の基本システムとしては「冷気と湿気がぶつかり合う」てのがあります(もちろんそんな単純なもんではないのですが)。
今年の梅雨はそうらしいんですが、北から冷たい空気が南下しやすく、太平洋上の湿った空気を梅雨前線が呼び込みやすい傾向があるんだそうで。その梅雨前線が本州付近に停滞・北からは寒気・南からは湿った空気。という構図が出来上がると一気に「ゲリラ雷雨」「ゲリラ豪雨」への可能性が高まってきます。
特に朝方・夕方はそういう状況になりやすいので注意が必要だったりします。

ただ、それとは別に指摘されてる要素に「ヒートアイランド現象」てのもあります。これはヒトが密集する地域の場合、様々な原因により気温が上昇しやすくなる…というもので、実際に首都圏や関西圏では温度が高い、というデータもあるんだそうであります。
まあ、エアコンなど電化製品を使う頻度が高いとか、地球温暖化が主原因とか言われてますが。実際に気温が高くなっている、というのがミソだったりします。
その気温の高いところへ湿った空気が流れ込むと雲ができます。しかも積乱雲。雷とか夕立とか造る雲であります。
首都圏で言えば東京湾からそういった湿った空気が北へと流れ込み、首都圏の高い温度で積乱雲が出来、ちょっと北の東京と埼玉の県境辺りへ大雨を降らす、というのが最近の流れではないか…とも言われてます。

本来はもっと細かくシロウトには分からないくらい詳細なデータで動く気象ではあるので、こんな簡単に雨が降る…と、言い切れるもんではないのかも知れませんけども。でも、昨今短時間にどばっと大量に降る激しい雨が増えているのは事実であります。
被害も出ています。どうしたらこれを防げるか、と言えばそれは「遭わないようにする」が一番なのかも。でも、長期的に考えたら例えばヒートアイランド現象を防止できるようにする、とか…そういうことを真剣に国家レベルで考えてもいいのかも知れません。

04:39 AM | 固定リンク