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07/15/2010
一つの入り口として
いや、方向としてはそれほど悪くないのでは、と思うのですが…これで興味持ってくれるなら。
iPhoneに「朗読少女」、女性キャラクターが名作を朗読してくれるアプリ登場(Yahoo!:まんたんウェブ)。…値段の割りにラインアップが乏しい、とか(それくらいなら自分で文庫買う、とか)短編だけかよ、とか…声優選べないのかよ、というのはやや行き過ぎですか。そんなツッコミと言うか願望と言うか、まだ出始めのコンテンツにそんなこと言ってもなあ…まだこれからどうなっていくのか分からんのに、と自分自身にもツッコんでみたりして。
…ただ。現状、自分はiPhone持ってないんですが、仮に即座に手に入れたとしても…このアプリも即座に入れるか、と言えば。まず入れないでしょう、と。
一つには「羅生門」「よだかの星」「ごんぎつね」は自分の本棚かネット探せば読むことはできます。…いや、そういうアプリじゃない、女の子の声で読んでもらうのがいいんだ…てな気持ちも理解できなくはないんですが…読んでもらうより自分で読みたい、という性質だったりします、自分。さらに読むんなら読むで他の余計な動作はいらないなあ、と。好感度とかそんなんいらんのです。物語の内容が大変に素晴らしいものばかりなのに余分な要素入れられても。…じゃまくさいと言うかなんと言うか…。
でもこれ↑はあくまで自分の考えであって、例えばこれを今までそういうのを読んだことない人がやってみたらどうだろう? と考えてみるとこれはこれでアリかもな、と思ってしまったりして。
本を読め、活字に触れろ、とよく言われますが無理に読ませたってそういう「知的?」な効果は得られそうにありません。面白くもないものを続けられるわけがありません。ただ、触れずに食わず嫌いで結局本なんか全然読まなかった…という状態のまま年だけ喰っちまうのはいささかもったいない気がします(…コトは活字だけじゃないんですが…)。
そうなるとドコで出会うか、ということになります。強制ではなく、自分がドコで活字に出会うか。
そういう「出会い」と考えるなら↑のようなアプリ、てのは非常に興味深いアプローチになりそうではあります。これからどんどんラインアップ増やしていくようですし。値段は…まあ、その辺もどうにかなりそうな。で、ココで活字に出会って次は自分が面白い、こういうのが読みたい、というのをどんどん探していくようになる…。
…うーむ。ちょっと楽観すぎますかね…ここまで人間は単純じゃないですか。
でも何がきっかけになるか分からんもんですし。色々やってみるのはいいことだと思うのですが。
05:05 AM | 固定リンク