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07/10/2010

二つほど 7/10

環境問題っぽく?二つほど。

一つ目。スイスの「ソーラー・インパルス」試作機が夜間飛行に成功(Yahoo! Photo:時事)。この飛行機は太陽電池のみで飛行、しかも昼間に蓄えた電気で太陽光発電のできない夜間でも飛行が可能…というシロモノであります。2012年には世界一周も計画しているとか。
…画像で見る限り…やはり表面積の大きな飛行機ではあります。
これだけなければ必要な電力を確保できない、と見るかあるいは、もうこれだけの面積で夜間飛行(しかもかなりの余裕をもって)が可能なのか、と見るかは人それぞれだと思いますが。コレを拡大していけばやがては旅客機が太陽光発電のみで飛ぶようになるのかも…と思うのもまた人それぞれですが、なかなかそうはいきますまい。
技術的に十数年前、いや数年前からでも革新的に進歩している太陽光発電用装備ですが、それでも化石燃料や通常の発電設備に比べたらその効率には大きな差があります。…大分向上してはいるんですがね…太陽電池の大幅な小型化&効率アップ、なんてかなりの技術革新とは思われるのですが、それでも屋根中に設置しても完全に家一軒賄えるわけではありません…。
まあ、今後の技術力アップに期待、というところでしょうか。やがてはホントに太陽光発電「のみ」で飛ぶ旅客機、なんてのも出てくるかも知れませんが…ああ、そうなると産油国は黙っていないでしょうなあ…そういうとこも問題山積なわけであります。

二つ目。山を真っ白に塗って氷河再生(CNN)。「氷河」と言ってももちろん白鳥座のアレではなく。いわゆる地球温暖化によって姿を消しつつある…とされているアレの方であります。
↑のエドゥアルド・ゴールド氏の実験は山を白く覆うことで山全体の気温を下げ、消えてしまった氷河を復活させよう…というものであります。たしかに「白」は太陽光を反射して対象の温度が上がるのを防ぐ効果がある、とは言われてますが(逆に黒は太陽光を吸収して温度が上がる)それを山に対して塗ったからと言って氷河の再生にまで至れるのか、と言うと…?
さすがに懐疑的な意見も出ているようで。ただ…理屈的には間違ってないわけで。しかし実際に効果があるのか? と言われれば…なんだか首を傾げてしまいます。そんなにカンタンにいくものなんだろうか?
しかし…それでもこういう行動に移す力、というのは評価したいと思います。いくら懐疑的な連中がいても結果が出れば文句はありますまい。もちろん、氷河が消えている理由を科学的にきちっと突き止め、それを徹底的に排除していく方が確実なのでしょうけど、それにはとてもとても時間がかかる。それならばこういうアイデアと行動力も必要なんではないでしょうか…?

05:04 AM | 固定リンク