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06/05/2010

本物だったら

すごいんですが。
バットマン・スパイダーマン・ドナルドダック・Mr.インクレディブル・シザーハンズなどなどがハリウッドで検挙(CNN)。しかしシザーハンズだけはその場で解放…ってどこの世界の話だ、と思うかも知れませんがこれが「映画の都」ハリウッドでのお話でございます。
Hollywood crackdown nabs faux superheroes(CNN:英語)
…要はコスプレなんですが。ハリウッド周辺では有名キャラクターの扮装をして観光客との記念撮影なんかに応じる人たちもいるんだそうで。ほとんどはチップを払って(1ドル程度?)撮影、というものらしいんですが中には悪質なのもいるらしく当局が取り締まりに打って出た…と。
日本でもコスプレしてる人、というのは結構いますが。それでも某マーケットとか「コスプレイベント」とかそういう場限定になってることがほとんどで。…いや、そーいうこと専門の店、というのもあるにはありますがアレはまた違う方面と言うか。↑のようなチップ稼ぎと言うのとはまた違うような。
その辺、日本とあっちではまた違うような気もしますが。某イベント会場なんかで「一回撮ったら千円ね」なんてやる人は…いるかも…? でもそれなりにでも名が知られてる人でないと稼ぎにはならんような気がしますが、日本では。

チップの習慣の違い、てとこなんでしょうかね…そういうとこは。
あっちではウェイターの固定給は意外と少ない、なんてな話があったりします。それだけではとても食べて行けないだろう、と。でも「チップ」ということでお客さんが去る時にいくばくかを置いていってくれる。それが実は結構な額になるので生活していける…と。
日本でも以前定着させよう、と言うか「チップ」を理解しよう、みたいな動きもありましたが…無理なんではないか、と。
日本人は「現金を渡す」という行為に一種神聖さを感じていると思われます。そうカンタンにやり取りするもんではない、と。その現れの一つが「袋に入れて渡す」というものではないかと。小さな紙袋。お年玉なんかでのポチ袋もそれに当たりますが「現金」を隠して渡しているわけです。…別件で「お金をそのまま見せるのに抵抗がある」というのもあるかも知れませんが。こういうとこは「習慣」というより「儀礼」として残っているように思われます。
買い物する時に小銭なら平気でカウンターに放るような若い人が増えてますけど。それでも葬式や結婚式などの時には「袋」に包んで渡す、という「儀礼」はまだまだ残っているわけです(金額が金額だから、てのもあるでしょうけど)。
…まあ、考え方の違いやんけ、と言われてしまえばそれまでなんですけど。日本のレストランで「とても美味しかったわ、とっておいて頂戴」と千円札をハダカで手渡されても悪い気はしないでしょうし。…でも外人の客が去ったテーブルに五百円玉が置いてあったら忘れ物と勘違い…したりはしないんでしょうか…やっぱり。

でもそれとはまた違う問題として。生活の道の一つとしている場が奪われる…コスプレして撮影されてチップもらう、というのは立派な職業なわけで…というに対してやはり反感は出るものと予想されます。…いや、出るでしょうに。その辺、どうにかすることはできんのかな、とは思いますが…さて。

04:28 AM | 固定リンク