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06/12/2010
祝・ゼーガペインBD-BOX発売
ついに来てしまいました…「ゼーガペイン」のブルーレイボックス。
今回のは一種の限定生産というやつで申し込み→入金→の数が2000を越えないと発売されない、という仕組み?になってます。店頭はもちろん、他のネットショップ(amazon含む)でも販売されません。もしきちんと販売されて完売しても再販…は恐らくないであろうと思われ…事実上のラストチャンスになる可能性が高いです。
DVDは放送当時に全部揃えてなおかつ「色違い盤(手違いで色が一枚だけ違うディスクがあって、もちろん交換してくれるんですけど…)」もキープ。そしてハードも持ってないのに特典DVD(今回ついてくるようですが)欲しさにゲームソフトも買った、という…2006年でしたか、あの頃は。アニメの色んな見方可能性について知らしめてくれた作品でもありました。
→ゼーガペイン(Wikipedia)
舞浜で普通に高校に通うソゴル・キョウ。廃部寸前で部員は自分一人だけの水泳部を立て直そうと奔走し、何かと絡んでくる三人組とケンカし、幼なじみのカミナギ・リョウコや友人のトミガイたちと楽しく過ごす。しかしそんな彼の前にどこか影のあるミサキ・シズノが転校してきた時から全てが変わった…!
「ジュブナイルSF物語」とでも言いましょうか…どこか懐かしいSF、そんな感じで。ガキの頃から色んな小説やら物語やらを読んできたんですが、そんな昔読んだ話の中に、ひょい、と入っていそうな。でも決して古くさいわけでもなくむしろ常に新鮮さを感じさせてくれる。正直、ロボットアニメというのはどうも受け付けにくかったんですが(パターン化がハマりすぎていると言うか)これはあまりそういう印象を受けず、さらに間口を広げてくれる結果にもなりました。
…設定もそうなんですが。やはり主人公のソゴル・キョウの「熱血」さが…魅力の一つではないかと思うのです。
「熱血バカ」というのは多数存在してますけど、彼の場合は「インテリ熱血」であります。実際は非常に頭のいい人物で、もしああいうことにならなければやはり寡黙な人物になっていたのではないか、と。しかし頭のいい人間が行動力を手に入れたらこうなるんではないか、という一種の見本のようなものではありました。
そして脇を固める他の登場人物たちも非常に魅力的な人物ばかりで。あの頃は木曜の夕方6時が楽しみだったもんであります。
そう、この作品、平日の夕方6時にやってたんです。内容からすると深夜でも良かった(別に年齢制限が欲しいというわけでもなく、内容的にもっと高い年齢層向けだったような)んでは…そうなってたら今とはまた違った見方されてたんでは…と。
色んな意味で不遇な作品だったのかも知れません。CGによる戦闘シーンは当初は明らかに使いまわしで。しかし後になればなるほどどんどん「こなれて」きて、なんでこれで最初からできなかったのか…惜しい。ゲームとも連携していたんですが、そのゲームの方もあまり有名にはならず。しかも2006年周辺というのは現在でも名の知られているアニメがたくさん出た頃でもあります。時期が違っていればまた評価も違っていたかも? いや、これはちと後ろ向きな考えですか…。
ともあれBD-BOX発売決定。自分はBD環境にないんですが(なんだかんだで出費がかさんでいるんです…)買うだけは買おうと思ってます(しかも発売が9/1というのがなあ…色々と)。…しばらくは箱だけ眺めることになるんだろうなあ…でもここまで実現できたのはセレブラントたちの地道な活動があったおかげ。そんなセレブラントたちを生み出したこの素晴らしき作品に出会えたことに…感謝。
01:02 PM | 固定リンク