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06/25/2010

二つほど 6/25

なんか違うように二つほど。

一つ目。サメの体内で抗生物質耐性菌が増殖中(Yahoo!:ナショナルジオグラフィック)…これはいわゆる食物ピラミッドの頂点に立っている動物には、まあ、ある意味当然なことかも知れません。物質には様々な特性がありますが、他の生き物を食うことであまり良くない物質が体内に蓄積されていく…というのは実際にシロクマなどでも起きていることとされています。
さらに廃棄された抗生物質などを取り込むことにより耐性菌の増殖も招くのではないか…。
可能性としてはアリだと思うのですが…当たり前のように起きている、というのはなんか違うような気もしてます。そりゃ、廃棄された抗生物質が回り回ってサメの体内に入ることはあり得ますが、それによって耐性菌が大幅増殖する…というところまでそう頻繁に起きるものなのかどうか…。廃棄物質に関するデータなんてのはそうそうないとは思いますが抗生物質の廃棄、特に海への廃棄なんてのはそれほど多数あるものなのでしょうか…?
サメを食べる、食べないの問題ではなく。↑記事ではサメのエサとなるエビやカニについても注意すべき、としていますがサメの体内にある耐性菌を、サメの体内に入る前にエサがどうやって獲得するのか…? あるいはそういったサメのいる海域は耐性菌が多数いる可能性があるから注意すべき、ということなんでしょうか…?
さらに「私も寿司などを好んで食べるが、耐性菌のリスクを最小限に押さえるには、廃棄薬物とは縁のないヘルシーな天然ものを選んだ方が良いだろう」(「」内↑記事より引用)と末尾にありますが…そういうことなら管理の行き届いてる養殖物の方がリスクは少ないんじゃないんでしょうかね…?(そりゃ、養殖物には抗生物質が投与されてますけど、悪さするのは抗生物質じゃなくて耐性菌なんですし)

二つ目。120円の缶コーヒーを盗んで逮捕・罰金20万円の略式命令(Yahoo!:読売)。なお…「万引き」とは「窃盗」であって立派な犯罪となります。そろそろ「万引き」表記は変えていった方がいいと思うのですが…。
福岡でのこの事件は缶コーヒーを盗んで警察が逮捕→簡易裁判所の略式命令で罰金20万円…というもので缶コーヒー一つが高く付いてしまった、という話にもなります。犯人は前々からこういった盗みをしていたみたいですが、額も額だし当人もすぐ認めているから…ということでお目こぼしされてたようで、今回はなぜか逃げようとしたりしたので「初犯」ということになったんだそうで。
…まあ、こういう人間はよくいますんで、その辺は罪は罪としてきちっと裁いて頂ければ…と思うのですが。
なんか違うなあ、と思ったのはこの犯人、罰金20万円を支払ったんだそうで。しかも即日。
「20万円あれば、缶コーヒーを1600本以上買えて5年近く毎日飲める。これを機会に更生してくれれば」(「」内↑記事より引用)という県警の捜査幹部コメントが末尾に載ってますが…これもなんか違うような。別に缶コーヒーに限定する必要ないでしょうに。…呆れてたのかな、とかそんな風に思ったりして。一種の皮肉なんでしょうか。
…いや、そんな金がぽん、と出せる環境にある人がなんでカネがない、と盗みまでやらかすんだか。家族などの関係者が肩代わりしたのかも…? いずれにしても更生の余地はないような気がしますが。何か大きな人生の転換点にでもぶち当たれば別ですけど。

08:21 AM | 固定リンク