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05/28/2010

二つほど 5/28

観たり読んだりで二つほど。

一つ目。ビデオデッキの愛用者全体の約20%に(Yahoo!:japan.internet.com)。…これはちょっと意見が分かれるところかな、と思われます。「別に観れればどんなんでもいい」てな人はビデオデッキでも構わんわけですし。でも質の向上を図る人はやはりDVDなどに変えるわけで。その辺は人ぞれぞれではあります。
テレビ番組の視聴にしても「リアルタイム」は去年の結果より減少・「録画」は変わらず・「同程度」は増加…こういうとこもなあ…個人の事情によって大分違ってくるもんなんで受け止め方もそれぞれではないかと。例えば…ビデオデッキが出始めの頃、「こんな高い機械誰が買うんだ」と販売することに対して疑問の声が多かったとか。しかし、一部では相応の売り上げを記録している。調べてみると夜のお仕事関連の人たちが、自分が観れない時間帯の番組を録画するために購入していた…と、そんな話もあります。ああいう業界は客商売ですから話題の仕込みにも利用できるわけです。
自分も夜に出ることが多いもんで、深夜アニメなんかはリアルタイムで観ることができません。以前はビデオだったんですがついにお亡くなりになってしまいまして。買ったのは…ビデオ+DVDという機種。HDDまではいかなくてもいいか…ということで一種中途半端なキカイになってしまいました。まあ、予算の関係もありますけど。
これにしたって普通に昼間働いてる人からすれば、休日にまとめて観る用に録画するなら大容量のHDDか…こまめに観るならDVDなんかでもいいか、ということになります。事情の多種多様化というところから見ると↑調査の見方もまた変わってくるように思えるのですが…?
…それでも時代の趨勢と言うか流れというのはあるもんですから…今後はやはりビデオデッキは少なくなっていくのかな、とは思いますが。しかしこのCD全盛の時代にあってカセットテープの需要というのはまだまだ健在らしいので…ビデオも残っていくもんなのかも知れません。

二つ目。iPad効果で紙の本も売れるようになる?(Yahoo!:読売) …いや、そりゃ、なんか違うんじゃないのか…と思いましたが。たしかにiPadは人気機種ですから浸透はしていくと思いますが。でもそれと電子書籍はまた違う話で、さらにそこから紙の本も売れるようになるんでは…というのはもっと違う話なような気がしますが。
iPadの母国アメリカでは電子書籍市場というのが急速に拡大しているようで。こないだなんかの番組で取り上げてたのは「書店が作る電子書籍リーダー」というものでした。フォーマットが統一されていればこういうことはたしかに可能ではあります。様々な業種で様々に特色が出てくればそれはそれで非常に興味深いものではあるのですが…。
日本とアメリカでは書籍に対する考え方が違うんでは、と。
日本では「本」を大事にしますから装丁もきちんとしたものが多いです。もちろんアメリカにだってハードカバーのきちんとした本もたくさんあります。…でも大量に出回っているのはカバーも何もない、紙質もあまり良くない「ペーパーバック」であります。逆に言えばそれほど高くない、こういうモノだからこそ皆がカンタンに扱えて気軽に触れることができる。
全部の州でそうなのかは分かりませんが、あっちは教科書はハードカバーのでかいやつばかりだったりします。しかし、その教科書は新年度になって新たに買うものではありません。レンタルのようなもんで去年やその前からずっと誰かが使ってきたものを借りる、というシステムになってます。
…「本」というものに対する執着がないのがアメリカなのかな、と。だから電子書籍にもそれほど抵抗がないような。でも日本は「本」そのものを非常に大事にする(実際、江戸期では本は非常に高価で貴重でしたし)ので電子書籍がなかなか根付かないのではないかな…と。
まあ、↑これは全部私見ですんで実際のとこは例えば著作権の問題もあってなかなか進まないんじゃないか、とかそういう実務的なとこもあるかと思われます。いずれにしても日本で電子書籍てのはちょっと微妙なとこなんじゃないのかな、と思っている次第ではあります。
でも…時間が経てば、30年とか50年とか経ったらまた違ってくるのかも知れません。色々な方面で心配されてるような「活字離れ」てのはそんなに存在してないんではないか、というのも私見だったりします。要は内容が良ければ皆が欲しがる。今は「本」という外見にこだわっていても、時間が経てば電子書籍も受け入れられるようになるんではないのかな…とそんなことも思ったりするわけです。

07:02 PM | 固定リンク