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04/20/2010
氷河の火山噴火
約1週間ほど前になるのでしょうか、アイスランドで火山が噴火しました。…個人的には「そのうちなんとかなるだろ」とかお気楽に考えておったんですが…火山灰はヨーロッパの大部分に降り、飛行機の発着ができないような状況に。そして1週間ほど経った現在。明日くらいからは段階的に空港機能を回復させていこう、てな具合になってたんですが…火山の活動が再び活発になった、という話も出てきました。
→Yahoo!海外トピックス:アイスランドの火山噴火
「火と氷の国」とも呼ばれるアイスランド。氷河と多数の火山があるためにそう呼ばれてますが、極北の地でありながら地中の活動が盛んなためこういう真逆?な表現が同居していたりします。…今回の噴火にしても普通なら「○○火山が噴火」という言い方がされるのに「アイスランドの火山が噴火」というような曖昧?な言い方がされてます。…実は今回噴火したのは「エイヤフィヤットラヨークトル氷河」の火山、つまり氷河で覆われた火口で、標高は高いんですが(1666m)我々が普通に考える「山」が爆発したものではないようなのであります。
→エイヤフィヤットラヨークトル氷河(Wikipedia)
火山の火口の上に氷河がある…ということで噴火の際に洪水や鉄砲水が起きることもある、とのことであります。
しかしその火山灰はヨーロッパの空を広く覆ってしまっています。
日本のようによその国から色々と輸入している国の場合、船でも飛行機でも輸送手段が途切れた場合、どうしても影響が出てきてしまいます。さらに、今回のような飛行機の場合は貨物だけではなくヒトの行き来にも問題が。国際的なイベントや会議が開けなくなったりしていますし、原産地直送の食材の確保にも影響が出てきています。
もちろん普段食卓に上る食材となるとヨーロッパよりアジアや南北アメリカやオセアニアの方が多いのですが。例えばイタリア料理店だとかそういった専門的な料理となるとやはり現地の食材が欲しいところなんですが…代替品すら手に入らない、など相当に影響が出てるケースもあるんだそうで。
…オレ、外食しねえから別にいいや、という問題ではなく。
こういうのは意外なところで繋がっているものなので…ふと、気付くとそんな状況に…なんてこともあり得ますので注意が必要ではあります。他の国や地域と全然繋がってない、なんて国はまずありませんし。今の自分も特に何かある、というわけではないのですが…ここまで長引くとやや不安を覚えてしまいます。
…そんなわけで早い回復を願いたいのですが…コトは自然災害ですから確定ができません。まだまだ不安は続きそうであります。
11:54 AM | 固定リンク