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03/02/2010

TSUNAMI #2

なんで「謝罪」なのかよく分からんのですが。
チリ大地震による津波で前原国交相が気象庁に「謝罪にはあたらない」(iza!)、と。気象庁は国土交通省の外局にあたりますんで前原大臣からもこういう発言が出てくるのですが。…たしかに、まあ、最大3mの津波が来ると言われたけど実際は最大で2mないほど。しかも人的被害はほとんどない(気仙沼などでの漁業被害が深刻ですが)となれば「何やってんだ」と言いたくなるのは分かるような気もしますが…JRなどの交通機関にも多大な影響が出て、イベントなども中止(でも某マラソンはやってたりして)、テレビはずっと津波関連。

でもなあ…何もなかったんならそれに越したことなかったんじゃ? と思いますが。しかも今回の警報で避難勧告が出ても実際に避難した人はごくわずか、なんて報道もあったりします。中には警報から注意報に変わったため出港→でも長時間接岸できず、というフェリーまで。
…それで避難しなくて人的被害が出たら「自治体がもっと迅速に対応していれば~」「避難勧告が出るのが遅すぎ~」とかそういう非難が出てきそうで。どっちに転んでも叩かれるようになってるんですかね…そういうとこまで気象庁や自治体が負うことはないでしょうに。むしろ勧告がきちっと出てきて良かった、そういう監視機構はきちんと機能してるんだ、とは思わないもんなんですかねえ…? 注意報の長期化によって色々あった、というのならまだしも、別にそうでもないような場所からも「非難」が出てる、てのは…なんだかなあ、と。過小な注意報で被害が出るよりも過大な警報で被害が出なかった方がまだマシだと思うのですが。
チリではそういった警報そのものが遅れて多大な被害が出た…という話もあったります。日本とは事情が違いますんで簡単に比べるわけにはいきませんが…。

それでも。実際にまだまだ精度が低いことは認めないといけません。ただ…地震そのものに対する警報にも言えることですがこういうのに100%確実絶対というのはないわけで。どうしても修正すべき点が出てきてしまいます。その辺の事情、てのは…受け手によって違ってきてしまうのかなあ、と。
昨日の気象庁の会見にしても各テレビ局でビミョーにスタンスが違っていたりしましたし。
こうなってくると教育とかそういう方面へも絡んでくることなのかも知れません。ま、そこまではさすがに大げさかなとは思いますが。

01:50 PM | 固定リンク