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02/28/2010
TSUNAMI
現地時間2/27の午前3時34分、南米・チリでチリ中部でM8.8の地震が発生しました。
→Yahoo!海外トピックス:チリ大地震
地震の被害そのものも現地では甚大なようです…こういう大災害の直後は確定した情報がなかなか出てこないものですが、やはり今回も後々から被害の深刻さがでてきそうではあります…。
そして。太平洋を挟んで日本にも影響が出る可能性が出てきました。
→Yahoo!国内トピックス:津波
→気象庁:津波警報・注意報
関東地方でもまだ「警報」になってます。すでに到達予報時刻は過ぎましたが…こういうものは時間通りに来る、と限ったものではありません。沿岸部ではまだまだ警戒が必要なようであります。
チリの地震、と言えば1960年のチリ地震があります。
→チリ地震(Wikipedia)
これは最大マグニチュード9.5という世界最大規模の地震で、発生から22時間半後には最大で6mの津波が日本を襲い…被害が出ています。これを受けて太平洋の沿岸各国が地震による津波対策を見直すようになり、日本でも気象庁が外国の地震であっても警報や注意報を出すようになった、という経緯もあります。
今回の地震の規模はこの時の地震ほどにはないのですが(マグニチュードは1大きくなるだけで約30倍ほども規模が違ってきます)それでも津波の脅威が弱くなるか、と言えば必ずしもそうではありません…。
よく例えに使われるのが…洗面器のふちを、とん、と軽く叩くと小さな波ができます。しばらく見ているとその丸い波は四方八方へと反射していって…やがて消えてしまう。これが津波のモデルみたいなものになります。
チリ沖を太平洋という大きな洗面器のふち、とすると。そこを地震が叩いて震動を起こし…やがてその波が日本にも来る。通常の波は言っちゃ何ですが水がその場で回転しているようなものなので、動きはありますが水量はありません。が、津波は大量の水が波頭の後ろに続くので、尋常でない破壊力を持ってやってくることになります。
…津波の「津」とは「港」という意味、という話もあります。海上ではただのうねりなのですが、海岸や港など浅いところに来ると波となってせり上がってくる、沿岸でしか見えにくい波だ、と。
本当にまだまだ警戒が必要な状態であります。特に沿岸部の方はどうかお気をつけて…。
03:11 PM | 固定リンク