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01/07/2010

過ぎてない、とは思うのですが

過ぎたるは及ばざるがごとし、なんてなこと言います。…いや、別にそこまで大量に与えてる…とは…思わないんですが一部そういう動きがあってもおかしくはないかなあ、と。
子供へのサプリメント、ちょっと待って(Yahoo!:産経)。実際、栄養ドリンクなんかも場合によっちゃ子供がごくごくやってるような時代だったりしますし。親がサプリメント摂ってる場合、子供にも与えている…というケースも少なからずあるような。

…別にサプリメントに対して反対しているわけではないのですが。個人的に特にそういうのを摂ってるわけでもないんですが…。
事情があったり身体の面でどうしても摂取できない栄養を他から摂る、というのは別に問題なんかない、と思ってます。手軽に摂れた方がいい時もあるわけですし。ただ…単に好き嫌いから派生して今はサプリ一筋、なんてな話だとまた違ってきそうな気がしますけども。
さらに日本人の特性と言うか何と言うか。やたらと専門家様をありがたがる習性があったりします。
「○○という栄養素はうんたらかんたらで身体に良い」ということになって、ブームにでもなろうもんなら一気に広がってしまって「やっぱり○○じゃないとねえ…ホント効くんだから」ということで定着してしまう。いや、「効く」とかそういう話じゃなくても「効く」ということで定着してしまったりして。薬品じゃないので厳密に「効く」ことはない(特定保健用食品に認定されてるならまた別ですが)はずなんですが…まあ、これは厳密に、ということですが。

そういう「流行」でサプリ摂って、しかも子供にまで与えるのはどうなんだろうな、と。

基本、いや、基本なんですが人間に限らずイキモノてのは自分に最低限必要なもんは自分で作り出せるようになってます。特定の栄養が欲しければそういう場所へ自然と赴くようになってます…水が欲しければ喉が渇く、こういうのと原理的には同じであります。さらにヒトというのは実はかなりしぶとい生き物で、かなりヒドい環境でも耐えたりします(その割にセルロース分解できなかったり老化したデンプンを処理できなかったりしますが)。
まあ…それは最低限な話で。それよりちょっと良い生活送ろう、ということになるとやはりある程度の栄養は必要になってきます。…しかしそれでも摂りすぎは良くない、と言うより意味がない。生き物は過剰に摂った栄養分てのは基本全部排出しちまいますから摂ってもムダになりますし、場合によっちゃ妙な反応示したりするんで非常にヤバい状態になっちまうこともあり得ます。

さらに…子供の場合。これから身体を作っていく段階ですからその成長度と言うか発展・発達度はすでに身体が出来上がってしまった大人のそれとは比べ物になりません。どんどん色んなもん吸収してどんどん作っていく。しかしそれにはバランスが重要であります。サプリメントというのはごく一部の栄養素には特化してますが、総体的に摂ろうとすると尋常でない種類が必要になり…やっぱりきちんとしたメシから摂った方が効率よくなるんでは、と思っているんですが。
…最近はダイエットも低年齢化してるそうなんですが。今のうちにまっとうなモノでまっとうに育っておいた方が後々も良いんではないか、と。一部の栄養だけではなくてまんべんなく色んなもん食べてった方が良いんでは…と思うのですが…。

01:05 PM | 固定リンク