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01/17/2010

そんなに無理やり

電子化しなくてもいいんじゃないの、とか思ってしまいますが。
雑誌が電子化されたら購読しますか?→約半数が「購読しようとは思わない」(iza!) なんか分かるような気もするんですが。電子化してPC上でしか読めない雑誌(無料のオンライン雑誌てのはすでに存在してるんですが)てのがあったとしても、有料だと…なんだか二の足を踏んでしまいそうな。まあ、自分の場合は紙の雑誌もほとんど買わない人間なんですが。

無形のものにお金を払えるか、となると。一体どれくらいが「相場」になるんだろう、とか考えてしまいます。
電子化されるとPCのモニタにだけは内容が出てくるわけで。画面上に写し出されている「文字の羅列」は情報そのものなわけです。…しかし「手に持って」とかそういう感触はないわけで。特にどっかに保存しない限りPCの電源落としてしまえばハイおしまい、という代物でもあります。
一方で紙に印刷してある雑誌も「文字の羅列」=「情報」ではあります。でも「雑誌」という物体として捨てたりなくしたりしない限りそこに「存在」し続けます。…「買った」という認識が強い、という言い方もできるでしょうか。
モノとしての存在感がない分、やはり「相場」は低くなってしまうような…。

「情報」だけ、という観点からすれば値段に差が出てくることはないはずなんですが。でも物体として存在してない分なんだか安っぽいと言うかもの足りないと言うか。その辺の一種「抵抗感」みたいなもんがあるんでどうも電子化というのは進まないような気がしてます…日本では。
個人的にはそんなに無理に電子化しなくてもええやん、とか思ってるのですが。ただ、昨今の経済状況?からしますと確実に安くなる(紙代もいりませんし)電子化の方が業界にとってもオイシイ方向なわけで、そういうとこからすると止むなしなのかな、とは思ってしまいますが。
…一方で電子化てのは無断複製や著作権上の問題やらが紙媒体よりもシビアになってるので、そっちもどうにかして頂きたいとこではあるんですが。

結局自分も↑のように「電子化されたら買いますか?」と聞かれたらやっぱり「買わない」と答えてしまいそうな。こういうのはやはり年代による差もあるんでは、と思いますが。将来はこういうのに全然抵抗のない人たちが多数現れる、のかも知れません…。

03:15 PM | 固定リンク