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12/01/2009
もっと貪欲に
やってもいいんじゃないか、とか思ってしまいますが。
Youtubeと日本のテレビ局、無料配信に様々な壁あり(iza!)。…ちょっと前は結構あれこれあちこち見て回ってたんですが「動画投稿サイト」、でも最近はなんかちょっと疎遠になってたりして。一応会員登録してある某サイトに久々に行ってみたら仕様がえらく変わっててびっくりしてしまったりしましたが。
動画投稿サイト、というのは読んで字の如く「動画を投稿できるサイト」です。自作もしくは自分が持ってる動画を「投稿」することができます。…大抵のサイトはその動画に対してコメントを残せるようになっているので、そのやり取りが面白くてハマってしまう人も多いんだとか。一部の神がかり的な人気を誇る動画は関連コンテンツが書籍になったりCDが出たり…とかそういうことになるケースもあります。
そういうプロではない人たちの新しい動き、ネット上での新しい自己表現の場、ということで注目されているのですが…。
これは昔から使われている手法の一つだと思っているのですが、既成のコンテンツ…例えばアニメのキャプ画だとか普通に販売している楽曲の一部だとか…を「借用」する方法というのがあります。モノは言い様とは言いますが、「MAD」「サンプリング」と言えば聞こえは良いんですが「パクリ」「無断使用」と言われればたしかにそうなってしまうわけで。仲間内でこっそり楽しむ程度だったらまだお目こぼし願えるのでしょうけど、こういう全世界の誰でも環境さえ整っていれば閲覧できてしまう状況では…さすがに簡単に見逃すわけにもいかなくなってきてます。
そりゃあ、テレビ番組丸々投稿、とかそういうわけでもないのに即削除、てのはあんまりだ…という声もありますけど、モノ作ってる側からすりゃ勝手に裁断されたり使われたりするのはあまり気分のいいものではありますまい。
そういった著作権上での問題がどうしても出てきてしまうわけですが…これ言い出してしまうと動画投稿サイトとテレビ局や出版社などは永遠に分かり合えないことになってしまいます。表現の幅が、がくん、と減ってしまえば動画投稿サイトの方も勢いなくなりますし。そうなったらその勢いに乗ろうか、とする意味がなくなってしまいます。
…個人的なとこですと…なんでもっと貪欲にやんないのかな、とやや不思議なとこであります。
↑記事の中にも出てくる某テレビ局と同名の新聞社がありますけど、そこは自社サイトの記事へのリンクも全部「ダメ(正確には事前に許可を申請)」になってます。ネットの特性の一つである「リンク」を拒否しているわけです(リンクとパクリは全然違うものです)。理由は…ネットの記事が栄えると新聞紙が売れなくなるから、らしいのですが…そんな後ろ向きでいいのかな、と。売りたいのならもっと貪欲に色んなことやっていったらいいと思うのですが、そういうとこまではさすがに出来ないもんなんでしょうか…なんかもったいないな、と。
知識や資料てのは大変に有用な資源なんですが、活用しない限り完全にムダであります。それを自社内だけに溜め込むてのは…いや、まあ、たしかに著作権のこと持ち出されたらなんも言えんのですけども。それでもなんとかできんのかなあ、もっと色々できるんじゃないのかな…と思った次第であります。
03:04 PM | 固定リンク