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12/20/2009

リューイ

「留意」…[名](スル)ある物事に心をとどめて、気をつけること。「健康に―する」「―点」 (Yahoo!辞書より引用)
…何のことか、と言いますと。例の国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)の結末のことであります。
地球温暖化防止条約(Yahoo!海外トピックス)
結果として一応?まとめられたっぽい合意をみんなで「留意」しよう…ということになりました。内容はかいつまんで言えば「温室効果ガスは減らそうね」「来年一月末までに2020年までの削減目標を決めようね」「先進国は発展途上国にお金出せるようにしようね」というもので。…結局あれだけ大騒ぎして法的拘束力のない「留意」するだけの合意、ということになりました…。

以前から先進国と発展途上国との確執?は取りざたさてれはいたのですが。ここまであからさまと言うかはっきりした形で出てきてしまうとなあ…と。すごく長時間の「議論」をしても結局は先送りになってしまうほどですし。来年11月にはに「COP16」が開催されるんですが、そこでもまたまとまらないんじゃないのかなあ…とか。
問題なのはスタンスの差はあっても各国「温室効果ガスの削減はしないといけないよな」という考えを一応は持っていることなのかも知れません。京都議定書に賛同しなかったアメリカもオバマ大統領は環境への配慮を口にはしていますし。最近大きくなってきてる中国やインドも「削減はする」という様子ですし。…まあ、腹の底ではどういう風に思っているか…そこまでは分かりませんが、表面上はどこの国も「努力はする」ことになってます。

しかしそのやり方が。発展途上国にしてみれば今まで散々排出してきた先進国が真っ先になんかやれ、先進国にしてみればなんでうちらだけが…となってしまいますし。
ある意味、これが世界の正しい姿なのかも、と思ってしまったりして。人間というのは本来非常に利己的な生き物ですから我を殺して作り笑顔で「いやあ、環境問題って重要だよね。さあ、みんなで温室効果ガスを減らそうじゃないか」とか言ってもなんか不自然なわけです。温室効果ガス削減=自国の経済状況に多大な影響、というのはどこも熟知してますからうかつなこと言おうもんならドツボ踏むことになります。周りの様子をうかがいつつ、他国はどうでもいいから自国の利益だけは守りたい、でも環境問題を無視するとイメージダウンになるからその辺も「留意」したい…と。

でもそればっかやってると今度は国際的な枠組みなんか作れないわけで。だからこうやって慎重になってくるわけですが。

あ…でもどっかの首相がいち早く「25%削減」とか言い出してましたっけ。国内の空気も読まずに。一応「各国の協力のもと」という条件?付けて予防線張ってますけど。…実現するには大変なハードルが山ほどあるんですが…こっちも大丈夫なのかな、と。

04:11 PM | 固定リンク