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11/29/2009

可能性のお話

NTTデータがIC免許証のパスワード入力を携帯電話で代行できる技術を開発(iza!)。最初は何のこっちゃ、と思ったんですが。調べてみると結構奥の深い?話だったようであります…。

ICカード免許証(警視庁)
「ICカード免許証」とは免許証の偽造や悪用を防ぐために導入された「ICチップ内蔵の免許証」のことであります。住所や本籍地などの個人情報を保護したり、身分証明として使われる際の悪用を防止するためのものなのですが。…申請する時に数字4ケタの暗証番号が二つ、必要になってます。↑サイトの説明「暗証番号を設定しなかった場合は、ICカード読み取り装置を持っている人が、何らかの理由で至近距離(約10cm)まで近づくとICチップ内の個人情報がその人に読み取られるおそれがあります。」(「」内↑サイトより引用)からするとIC内の情報をロックする意味合いもあるようで。何か身分を証明する時にだけ二つのパスワードを入力…と、そういう場合だけではないようであります。
…実際、そういうカードリーダーてのはすでにどこかで稼動していそうで。丸裸のセキュリティのないICチップではちょっとコワイものがあります。

でもそれだと色々手間がかかって面倒、と。人間てのは基本ナマケモノであります。
そこでそのパスワードを携帯に登録させて「運転免許証」「携帯電話」があれば身分証明などをできるようにしよう…というのが今回の技術開発だと思われます。…自分が「何のこっちゃ」と思った一つは「別にパスワードを二回入力すればそれでええことやん」ということで。パスワードを忘れそうになったりするのは、まあ、なんとなく分かるんですがそれでもそのパスワードを携帯に代行させても例えばその携帯を失くしてしまったりしたら意味ないんでないかい? とか。
それと…そこまで携帯に頼る必要があるのかな、と。これは漠然とした感想みたいなもんなんですが(この技術は携帯だけではなく別のICカードにパスワードを登録したりもできるようではあります)。

↑記事には他の可能性も示唆されていますんで、そういう方面へ話が進めばまた違った展開になるのかも知れませんが。そうなったらさらにまた違う可能性も出てくる、のかも知れませんが…。
技術的には興味深いんですけど、逆に悪用もできそうだな、とかそんなことも思ってしまったりして。可能性てのはどんな方向にも進めるもんではありますし。

03:18 PM | 固定リンク