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10/20/2009
紙でも何でも
電子書籍、というモノがあります。基本は携帯よりもやや大きい、新書版くらいのサイズの画面で専用サイトからダウンロードしてきた「書籍」を読む…というものであります。著作権などの問題もあって一作品いくら、と有料が基本ですがそれほど高くないのも魅力ではあります。
→Yahoo!コンピュータトピックス:電子書籍
日本でももちろん発売・販売しているのですが…浸透は今ひとつのようだったりします(日本のメーカーが欧米で発売、というケースもあるんだとか)。
一方欧米では結構普及しているようで。例えばネット通販大手のamazonでは「kindle」という電子書籍用リーダーを発売中。これは日本にも輸入?されてくるそうなんですが…まだ日本語未対応で英語オンリーなのでやはり即座に普及、とはいかないような。もちろんこれだけではなく多数のリーダーが存在しています。
あるいは携帯端末に書籍データをダウンロードして…というのも結構あるんだそうで。その辺は日本と欧米との「本」に対する捉え方の違いもあるんかなあ…とか思ってしまったりしてます。
日本で携帯で書籍、というと「ケータイ小説」というのがまず出てきます。
これは色々見方はありますけど、自分は携帯端末での「読みやすさ」に特化した小説だと思ってます。実際、だらだらずらずら文字ばかり小さな窓に出てくると読みにくいでしょうし、目も疲れるってもんであります(携帯だけではなくネット上での文字表示って実は結構少ないもんだったりするような気がしてるんですが)。
まあ、その辺は既存の携帯でなければ「リーダーを大きくする」とか技術的にどうにかできる範囲でもあるのですが。
ただ、文字の種類の問題とかそういうのもありそうだな、と。欧米などなら26文字でなんとかなるんですけど日本の場合はひらがな+カタカナだけでも100文字。さらに漢字やアルファベットその他も入ってくるとなると…相当な労力が必要になりそうな。
…「電子書籍はなんとなく味気ない」という意見もあるんだそうですが、個人的なとこでは日本だと普及はなかなか難しいんじゃないのかな、というのが正直なとこであります。楽曲のダウンロード販売というのとはまたちょっと違いますし。あれは音媒体そのものは目に見えないんでCDだろうがデータだろうがあまり抵抗ないんですけど、「本」となると目に見えるんでやはり活字から直接読んだ方が手ごたえある、とかそんな感情があるんではないか、とか思っているのですが…さて。
仮に今後日本で発売される書籍のほとんどがダウンロード販売できようになった、としても。何割かは根強く書籍で購読していくんじゃないのかな、と思っていたりします。
02:07 PM | 固定リンク