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06/21/2009
好きは好きなんですが
そこまで深く入り込んでいない「エセ落語ファン」だったりします、自分。
落語のCDやDVDが人気…ネット配信のしにくい媒体ゆえに?(iza!) もちろん短い噺だってあるんですが。でもきちんと?楽しもうと思ったらそれなりに時間の必要な娯楽だったりします。…ネットの楽曲配信だと5分未満がほとんどですか。でもそれだと、ちと落語では短すぎで…逆に長い噺はたくさんあったりするんですが。上と下で分けて休憩はさむ、とかそんな噺も。
…だからって落語をCDの救世主に…! ってのはなんかちょっと違うような気もしますけども。内容が良けりゃどんな媒体でも売れるんじゃないのか、とか。
自分が一番最初に落語に触れたのはなんかのテープで。…なんか、ってなんだ、と言われそうですけどあんまし記憶にないんです…なんでそんなテープがガキの手に触れられる場所にあったのか。
何せ入ってた噺の一つが「短命」で。これは美人なんだけど旦那が次々早死にしていく嫁がいるんだけど…なんで? という噺。ご隠居が何か原因と思われることを口にする度に「短命だよ」って意味ありげに言ってくんですが…尋ねている与太郎には何がなんだかさっぱり分からない。メシ食うたんびに茶碗をよそう手に触れる。「…短命だよ」朝起きる時に眠っている横顔が見える。「…短命だよ」ってこんな調子で。
…意味が分かったのは大分後ですけどね。ガキにはちょっと早すぎた世界ではありました。
他にもいくつか入ってましたけど古典ではなく新作で。それも結構面白かったんですが。
しかし本格的?に落語を意識し始めたのはかの星新一氏が落語を好んでいたこと。そしてマンガ「寄席芸人伝」との出会いでありました…いや、芸というのは文句なしにスゴイものだ…と思うようになりました。人間が一つの「何か」を追い求める姿というのはあれほどまでの鮮烈なのか…! と。以来、創作に迷うとつい開いてしまうマンガの一つになってます。最近は…逆に開かないと言うか開けないと言うか。もっとマシなもん作れるようになってから読むべきではないか…とか思ってる次第であります。
で、落語は定期購読誌が今は二つあったりします(ネット通販ですが)。付録に落語のCDやDVDが付いてくるんですが…すごく興味深いんですが…。
溜めてから一気に視聴しようかな、とかミョーなこと考えてます。なんかコワイんですよ、楽しみが少しずつ抜けていってしまうようで…いや、そんなこたない、とは思うんですが…つい…。
07:56 AM | 固定リンク
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