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05/23/2009
CATVでアナログ
ここんとこ何かと話題になったりならなかったりする「地上波デジタル放送」ですが。ほぼ2年後の「完全移行」はどうなるのやら…録画した番組はどうできるのか、ちょっと先行き不明なのが正直なとこなんですが。
そんな中、情報通信審議会部会が22日に完全デジタル化に向けた第6次答申案をまとめましたが…CATV(ケーブルテレビ)に限ってデジタル→アナログの「デジアナ変換」を行い暫定的にアナログ放送を見ることができるようにする(Yahoo!:フジサンケイビジネスアイ)案をまとめた、とのことであります。
…簡単に言えば変換してくれるCATVに加入していればしばらくの間はデジタル対応のテレビがなくても大丈夫ですよ…ということなんですが。デジタル化のもう一つの目的である「帯域整理」上でもCATVなら別にそのままでも問題ないんで、こういうやり方もアリ、ということになるんですが…。
現行の使えるテレビ捨てたくないからCATVに加入する、とかそういう人が増えるとはさすがに思えんのですが。それにこういうやり方でテレビ見ても高画質などの「デジタル特性」もない、それまでのテレビ番組と変わらんのですが…つまりはチューナー使うのと一緒なわけであります。
…その辺は、まあ、別にテレビなんかそんなに見ないし画質なんか見れればそれでいいよ、という場合には確かに有利にはなります。逆にデジタル放送を思いっきり楽しみたい…という人にとっては不利なわけで…いや、多分希望者にはアナログに変換しますよ、とかそういうことになるんでしょうかね…? それならデジタル対応機器持ってる人でも安心してCATV見れることになりますけども。
ただ…「CATV利用者のみがアナログ放送を継続受信できることは、他の視聴者から不満を招く可能性もある」(「」内↑元記事より引用)というのはたしかに気になるところではあります。いくら値段が下がった、エコポイントが付く、って言ったってデジタル対応機器というのはまだまだそれなりのお値段はするわけで。しかもアナログ対応機器そのものはまだまだ動くのに、それを捨てて新たに高価な機器を買わないといけない…かなり抵抗を感じている人も多いんではないか、と。
…某アニメで地デジの風刺?みたいなのをやってましたが。実際にはあと2年ほどで始まってしまう(予定っちゃあ予定ですが)にしてはなんか穴だらけだな、と思ってしまうのですが。
12:00 PM | 固定リンク
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