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04/10/2009

平賀源内と…

一応?の歴史好きではあります。学校の社会の授業では特に日本史が好きだったりしたもんです。でも当時は幕末が好きだったんですが、授業ではほとんど触れてなかったような。なんだか平安時代とか戦国時代とか…なんかその辺しか記憶に残ってなかったりします。

元来はそういう「幕末好き」だったんですが…最近はちょっと傾向が変わってきてます。「江戸時代好き」に流れて行ってしまった、と言うか何と言うか。「幕末」だって江戸期の最後の方なんですが…もっと前の中期、文化文政とか元禄とか。そういった一種「まったり」してる江戸時代が好きになってきてます。
この「江戸中期」というのはちょっと面白い時代ではあります。個人的な考えなんですが…日本人が一番ヒマを持て余してた時代なんじゃないか、と。戦国時代から江戸初期にかけての合戦やらいくさやらは起きず。かと言って後期から幕末への幕藩システム崩壊による混乱もなく。人口もそれほど多くなく…でも日本中が「まったり」してたような。そんな気がする時代ではあります。
…そうなると人間、ロクなこと考えないもんで(笑。
様々な大衆芸能が花開いた時期でもあるんですが、もしこれが色々あった時代だったらこんなの広まったりしないんではないか…とか。忙しい世の中だからこそそういう「芸」は広まるんだ、という説もありますがヒマと余裕がある時代だからこそこういうのが増えたんでは…というのが個人的意見ではあります。

その中で「一番ワケワカラン」人物が平賀源内であります。
元々は讃岐浪人。つまりは武士であります。が…色々あって脱藩状態に。浪人として江戸に住んだのですが…やったことや発明したものは数知れず(「エレキテル」が有名ですが、あれは自分で作ったものではなく修理したものではありました)。例えば秋田に西洋画を根付かせようとしたり浮世絵に多色刷りを導入してみたり。あるいは世界初の「博覧会」開いてみたり…と。何をどうしたいのかワケワカラン人物ではあります。
でもそういうとこが好きなんですが。

源内と同時期に活躍?した人だと他にも工藤平助、なんて人もいます。この人は仙台藩の藩医なんですが蝦夷地、つまり今の北海道のことを書いたりしてます。なんで? と思うかも知れませんが意外なとこに繋がりがあったりして。実は五稜郭に代表される「蝦夷地開拓」のルーツてのはこの時代からあったりするんです…。
他にも司馬江漢とか。ウソつきなんですけど科学者なんですよねえ…さらに有名どこでは前野良沢(前野蘭化)とか。林子平に高山彦九郎なんかもこの時代の人たちではあります。
現代にも脈々と繋がっている歴史の一端てのはこの時代から、いやもっと前からあったんだな…というシリアス?な面もあったりする江戸中期のお話でありました。



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04:35 PM | 固定リンク

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