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04/12/2009

せんきょで混乱

そろそろ「国」の方でも選挙が始まりそうですが、地方ではすでに色々な「選挙」が始まっていたりします。千葉県知事選挙もそうでしたが…どんな選挙でも国の動きと何らかの繋がりがあったりするもので、なかなかに気が抜けない状況だったりします。
そんな中、宮城県栗原市議選。立候補予定者43人のうち11人が「佐藤」姓(Yahoo!:読売)…さらに「高橋」姓4人、「佐々木」「千葉」姓もそれぞれ3人いる、と。姓としては日本でも数の多いものですから多少はまあ、仕方ないんじゃ…と、そういうわけでもなく。元々「佐藤」姓が多い土地柄というのもあるらしいのですが…前回は8つあった選挙区が今回から一つになった、ということで各選挙区に分散?されていた「佐藤」さんが集結してしまった、ということでもあるようであります。

「別に佐藤さんが何人立候補してもいいやないの」
とか思われそうですが。立候補する分には問題ないんですが集計する時に問題がおきます。
例えば「佐藤○○」氏「佐藤△△」氏という候補者がいるとして。フツーに「佐藤○○」「佐藤△△」と投票用紙に書いてくれりゃいいんですが「佐藤」とだけ書いてある投票用紙が一枚あった場合はどうするか、と。…こういう場合は↑記事中にもあるように「案分票」という扱いになります。これはこの1票を関係しそうな候補で分ける、というもの。しかし人数分…「佐藤○○」氏「佐藤△△」氏の二人だけなら0.5票…とかそういうのではありません。
「佐藤○○」氏が300票、「佐藤△△」氏が700票獲得していたら「佐藤○○」氏に0.3票、「佐藤△△」氏に0.7票という割り振りになります。そのため集計の最後にこれが行なわれることになり、今回のように大量の案分票が出る可能性があると開票作業が大幅に遅れるとか、あるいは結果そのものにも大きな影響を与えかねない、という心配が出てくることになります。

…投票の時の書き間違いってのは判断がかなり難しいわけで。広く知られている通称だ、と認められれば1票として認める場合があるとかそんな話をどっかで聞いたような。あるいは似たような名前の候補者が1票を取り合うようなことになった…とかそんな話も。名字の漢字一文字だけ、とかそんな場合も判断が難しくなりますけど(佐藤だったら藤だけ、とか)、こういう場合はさすがに無効票になっちまうような気がしますが。

まあ、それでも混乱なく選挙が終わることを願っております。国の方は…まだちょっと混乱続きそうですけども。

12:10 PM | 固定リンク

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