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03/22/2009

グルジア…ジョージア…

むしろ「ゲオルギア」とか「ジョルジア」ってのは…ダメですかね? たしかに「ジョージア」にするとアメリカの州名もそうですけど缶コーヒーもイメージとして出てきそうで。
「グルジア」の呼称、「ジョージア」に変更要請(Yahoo!:毎日)。正式に外務省に「変えてくれ」と要請したのかどうかは、ちょっと分かりませんが。しかし外相会談でそういうのが出たってことはある意味正式な要請になるのかも知れません。

グルジアはご存知の通り旧ソ連がロシアへ変わった時に生まれた国の一つであります。…いや、別にソ連の一部だったわけじゃねえよ、てな言い方もできますか。ソ連てのは基本的にはいくつもの国家の集合体みたいな面もありましたんで、そう言う意味では「独立」ではない…と言えるかも知れません。
ただ、言語や文化はどうしてもソ連…ロシアに近くなってしまうもので。グルジアという読みもロシア読みなんだとか。しかし今はロシアとは関係ないんで(むしろ嫌い)英語読みの「ジョージア」に変更できないか、と。グルジア内でもロシア語は公用語ではなくなっているそうですし。

…なんかどっかでこういう話を聞いたなあ、と思ったら「オーストリー」というのが以前ありました。「あれこれ」にもちょろっと書いたような。
Google検索:オーストリー
ヨーロッパのオーストリアが南半球のオーストラリアと混同されるのを防ぐため日本語表記を「オーストリー」にできないか…と大使館が発表した、というものでした。が、どうもこれは外務省に正式に申し込んだとかそういうものではなく、それなりに年月経ってるんですが「オーストリー」は定着せず、普通にオーストリアになってます。

グルジアの国名は現地の言葉では「サカルトベロ」と言うそうで。オーストリアも「エースターライヒ」「エステルライヒ」という現地語での呼称があるにはあるんですが。そっちを使った方がいいんでは? と、まあ、そう簡単にはいかないようではあります。
日本も「ニホン」という呼称は日本国内が中心ではあります。ラテン語系表記「Japan」は英語では「ジャパン」スペイン語では「ハポン」となります。アジア系になるとそれぞれで違った呼び名があったりして。…これを「ニホン」に変える、となると…相当に難しいでしょうし何より別にそんなことやらなくても良さそうではありますし。
…まあ、日本とは大分状況の違う案件ではないかと思うのですが…こういうのはやっぱり簡単にはいきそうにないものではあります。

04:12 PM | 固定リンク

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